壮絶な打ち合いはバルセロナに軍配 F・トーレスの2ゴールなどでドルトムント撃破!
注目の上位対決
11日(現地時間)、バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節でボルシア・ドルトムントと対戦し、3-2で勝利した。 トップ8入りに向けて互いに負けられない状況の中、バルセロナが序盤からラミン・ヤマル、ハフィーニャの両翼を中心にしたサイド攻撃から得点を狙う一方、ハーフライン付近に守備ブロックを敷いて構えるドルトムントもボール奪取からのカウンターで反撃の機会を窺うという展開で推移し、前半は0-0のスコアレスで終了する。 試合は後半になって一気に動き出した。52分、ビルドアップの場面で前線でボールを受けたダニ・オルモがハフィーニャにスルーパスを送り、これに反応してドルトムント守備陣の背後に抜け出したハフィーニャが相手ゴールキーパーの動きを見て左足でシュート。これが決まってバルセロナが先制する。 しかし、ドルトムントもすぐに同点に追いつく。60分にセール・ギラシがバルセロナのペナルティエリア内でパウ・クバルシに倒され、ドルトムントにペナルティキックが与えられる。これをギラシ自身がきっちりと決めて、スコアは1-1のタイに。 試合はここからさらに点の取り合いとなる。74分、フェルミン・ロペスのボレーシュートを相手ゴールキーパーがはじいたこぼれ球をフェラン・トーレスが押し込んでバルセロナが勝ち越すも、78分にはドルトムントがハーフライン付近でボールを奪った後、パスカル・グロスが二列目からバルセロナ守備陣の背後に抜け出し、最後は横にいたギラシにパス。これをギラシがゴールに冷静に流し込み、ドルトムントが試合を振り出しに戻す。 しかし85分、ドルトムントのコーナーキックの場面でペドリがボールを奪い、そこからヤマルを経由して一気にカウンター攻撃へ移り、最後はゴール前に走り込んだトーレスにスルーパス。ボールを受けたトーレスがシュートをゴール隅に決めてこの日自身2点目をマークし、バルセロナが終盤で再びリードを奪う。 試合はこのまま終了し、打ち合いを制したバルセロナが3-2で勝利。勝ち点を15に伸ばし、決勝トーナメントにストレートインとなる8位以内確保に向けて大きく前進した。
構成/ザ・ワールド編集部
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