第93回選抜高校野球 智弁学園卒業式 日本一の夢、後輩へ託す /奈良
<センバツ2021> センバツに出場する智弁学園の卒業式が11日、五條市の同校であった。硬式野球部に所属した3年生21人が慣れ親しんだ学び舎(や)を巣立った。 式を終え、元部員たちはグラウンド付近に集まり、思い出を語り合ったり、記念撮影をしたりして別れを惜しんだ。井元康勝部長は新型コロナに揺れた1年を振り返り「ピンチの後にチャンスあり。あれ以上の逆境の年はないと思う」と激励。小坂将商監督も「新型コロナで大変だったが、それでも最後までやり切った。これからも頑張って」とはなむけの言葉を贈った。 最後に1、2年生が一人一人に寄せ書きをプレゼントし、山下陽輔主将(2年)が「先輩たちの雪辱を果たせるように頑張ります」と誓った。白石陸・前主将は「絶対日本一になってください。それだけです」と力強くエールを送った。【林みづき】