トランプ大波乱で「スカイマーク」に要注目!日本株の正念場で輝きを増す「珠玉の16銘柄」を一挙公開する!
分析のポイントは「成長×割安」
以下の図は、過去10年間のTOPIX構成銘柄のPERの投資効果と米国の10年債利回りの推移を比較したものだ。 PERの投資効果は、TOPIX構成銘柄の12ヵ月先コンセンサス予想PERの下位20%を割安株、上位20%を割高成長株と定義して銘柄群の平均騰落率を算出し、割安株の数字から割高成長株の数字を減じて月次で累積したものである。 常に金利と割安株が連動するわけではないが、多くの局面で同期する様子が理解できるだろう。 図:TOPIX構成銘柄のPER投資効果と米国10年債利回りの推移 つまり、今後再び金利が上昇局面に入った場合は割高化している成長株にとっては不利な状況が生まれてしまい、結局満足なリターンを得ることが難しくなってしまう。 ではどうすればいいのかといえば、話は単純だ。 強い成長期待がありながらも、株価が割安な銘柄を抽出すればよいだけだ。そういった銘柄は、東証グロース市場にありながらも、金利上昇の影響は受けにくいどころか、割安株買いの需給を捉えられることが期待される。 特に、長期的な成長を見る観点から、3期先の一株当たり利益(EPS)を用いて計算することで、隠れた高成長割安株を抽出することができるだろう。15倍を割る水準であれば、成長株の中では相対的に割安と考えて差し支えないだろう。
クリアできるのは「16銘柄」だけだった…!
これに加えて、念のため海外事業による収益が発生していないことも確認しておきたい。ただ、この海外売上高のデータは会社によっては詳細を開示していないことも多く、実態がないのか、海外での活動はあるが記載されていないのかの判別が付きにくい。 そのため、今回は明示的に海外売上高が記載されている銘柄のみ、除外の対象としている。 そして、これらすべての条件を満たす銘柄を抽出したのが、次ページの銘柄リストだ。今期予想の成長率についてのみ、黒字転換であることも条件を満たしているものとして扱っている。
ついに公開!「珠玉の16銘柄」
図:東証グロース市場の高成長・割安・内需銘柄の例 米国を中心に政治、経済ともに上にも下にも不安定な環境が継続する中で、それとは無縁の島国日本の内側で大きな成長を実現しうる銘柄へと、投資の目線をシフトすべき時が到来したのかもしれない。 さらに連載記事『三菱UFJ・ホンダも安い…!またもや日本株に降臨したバフェットが「次に狙う銘柄」を大胆予想!プロが発見した「神のセオリー」、その全貌を公開する!』でも、投資の考え方を紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
大川 智宏(智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジスト)
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