トワイライト瑞風 運行デビューは来年6月17日 新たな長距離列車検討も
トワイライト瑞風 運行デビューは来年6月17日 新たな長距離列車検討も 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
JR西日本は29日午後、来年から運行が予定されている「TWILIGHT EXPRESS(トワイライトエクスプレス)瑞風」の運行開始に向けた記者会見を大阪市内のホテルで行い、運行開始日は2017年6月17日と発表した。 【動画と拡大写真】今年8月、多くのファン見守ったトワイライト瑞風の先頭車両初搬入
「トワイライトエクスプレス」の名称を受け継ぎ
同社によると、瑞風は1989年から昨年3月の運行終了まで約26年間にわたり運行してきた豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の名称を受け継ぎ、周遊型臨時寝台列車として運行が予定されている。 車体色はトワイライトエクスプレスの伝統を受け継ぎ、瑞風グリーンの車体に金色のエンブレムラインを配し、展望デッキと5本のラインからなる流線型の先頭車両には丸目ヘッドライトを装着。往年のボンネット型を連想させる運転室も配置され、懐かしさも演出しているという。 また、今年に入り、先頭車両などが大阪府内の車両所などへ搬入される際などは、沿線でファンらがカメラを手に撮影する姿も見られているが、その際もまだラッピングされた状態のため、デザインなどは隠されたままとなっている。
1泊2日27万円~、受付開始日は12月5日
29日に行われた会見では、同社の来島達夫社長が瑞風の運行開始日を来年6月17日と発表。旅行代金はロイヤルツイン1泊2日27万円~(行楽シーズン時は季節料金として30万円~)で、受付開始日は12月5日と発表した。 このほか、これまで瑞風の運行は「来春」を目指していると発表してきたが、車両や線路など安全面の確認など万全の体制で臨むため、運行日を6月にしたと話した。
新たな長距離列車の検討も
また、来島社長は「本日初めて発表させて頂きますが、より多くの方に鉄道の旅を楽しんでいただきますよう、新たな長距離列車の検討も始めたところです」と話した。 こちらについては、運行開始日や通常の列車または寝台スタイルかなど、詳細は現時点では決まっていないとしている。