34歳初めての彼氏から突然告げられた別れ…。復縁したくて長文メッセージを送るも、まさかの返信に大ショック【作者に聞いた】
SNSでソロ活や体調不良など、30代のリアルな日常を漫画で綴るみくるべさん(mikurube_manga)。なかでも34歳で初めてできた恋人に突然失恋し、そこから立ち直るまでの日々を描いた漫画は、読者から大きな反響があった。 【漫画】本編を読む 「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」は、当時の心境をより詳しく描いたコミックエッセイ。彼との出会いや嬉しくなかった初体験、そして現在思うことなどが、赤裸々に綴られている。 本記事は「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」から一部抜粋・編集してご紹介。今回は、彼氏のケンジ君から「2週間前に好きな人ができた」と突然フラれたみくるべさん。あっけない別れに、これで終わりなんて嫌だとメッセージを送りますが…。 ■復縁したかったのに、友達としてしか繋がる選択肢がなかった 別れ話の翌日、「これで終わりなんて絶対嫌だ」と率直な気持ちを綴った長文のメールを送信しました。自分にとって突然すぎたので、どうにかやり直したいなと。最後の通話でもケンジ君がずっと泣いていて自分の気持ちを伝えきれなかったので、爆発して送ってしまいました。 しかしケンジ君から返ってきたのは、「これからも友達として繋がっていられたら嬉しい」という言葉。私からは復縁をしたいという意味を込めて「縁が切れるのは嫌だ」とメッセージを送ったのですが、友達としてしか繋がる選択肢がないのがショックでしたね…。自分はまだ好きなのに、相手の恋を応援する友達には絶対なれないと思いました。 ■恋愛経験ゼロのとき、フラれた後輩にかけた言葉に後悔 失意のなか一緒に暮らす家族に、「フラれたのでケンジ君の元へ行くことは中止になった」とできるだけ明るく伝えました。失恋直後は何もできず寝てばかりいましたが、家族はそっとしてくれていました。そもそも自立できていない私が、年齢差や遠距離の問題を抱えたままでケンジ君とうまくいくのか、ずっと心配してくれていたそうです。それでも失恋するまで静かに見守ってくれたことが、うれしかったです。 失恋の痛みでベッドから動けず、食事も喉を通らず、数日経つ頃には涙も出なくなりました。そんななかふと思い出したのは、昔懐いてくれていた後輩のこと。3年付き合った彼氏に「バイト先の女の子が好きになった」とフラれた後輩に、当時恋愛経験ゼロだった私がかけた言葉は、「ほかにもいい人いっぱいいるって!元気出しな~」でした。 今まで失恋した人になんて声をかけたらいいのかわからなかったので、いざ自分が失恋してはじめて、最悪の対応をしてしまった!と思い出したんです。本人にはもう伝えられませんが、懺悔の気持ちから絶対に描こうと決めていました。 失恋からすぐには気持ちを切り替えられず、悲しみのなか過ごしていたみくるべさん。そんななか応募した仕事について面接の連絡が届く。「絶対にフリーランスで成功してフったこと後悔させるくらいの女になる!」と決意をするが、ここから立ち直ることはできるのだろうか?自身の体験を赤裸々に描く漫画を、今後も楽しみにしてほしい。 取材・文=石川知京