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與那嶺恵理はラルデシュを総合51位で完走 エースの個人総合を守れず「苦い経験」

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 アレ・BTCリュブリャナの與那嶺恵理は9月9日、UCI1クラスのステージレース「ツール・ド・ラルデシュ女子」の最終・第7ステージを、個人総合51位で完走した。チーム総合では1位に輝いたが、第1ステージから守り続けたエースの個人総合トップを第5ステージで、山岳賞も第7ステージで失い、アシストで奮闘した與那嶺にとっては苦い経験となった。 最終日、チーム総合1位の表彰台に上がったアレ・BTCリュブリャナ。右端の日本チャンピオンジャージが與那嶺恵理 Photo: TCFIA  この大会、アレ・BTCリュブリャナはエースのマビ・ガルシア(スペイン)が、第1ステージから2連勝。與那嶺はホテルでのルームメートでもあるガルシアを前半戦から献身的にアシストし、厳しい山岳を含む第4ステージまでガルシアのリーダージャージを守ることに成功した。 第5ステージ、リーダージャージのガルシアを守るために集団先頭を引くアレ・BTCリュブリャナ。與那嶺恵理は2番目 Photo: TCFIA ガルシアの後ろを苦しそうに走る與那嶺恵理 Photo: TCFIA  しかし第5ステージ、不調に見舞われた與那嶺は完走ギリギリに近い33分遅れの92位に終わり、ガルシアも個人総合を逆転されて2位に後退してしまう。第6ステージは再逆転をかけてチームが攻撃に出たがかなわず。最終日も攻め手に欠いて結局、初日から大会中盤まで維持した個人総合・山岳賞のリーダージャージを失う結果に終わった。  レースは残念な結果に終わった與那嶺だが、1カ月ぶりのレースでコンディションを上げることができたという。次戦は今月24日からイタリアで開催される、ロード世界選手権に出場する予定。  與那嶺のコメントは以下の通り。  なんとも残念な終わり方。GC(個人総合)を失い、KOM(山岳賞)も失いました。コンディション、レース勘は取り戻せたので、世界選手権に向けて、もう一段上げていけそうです。  5日目、総攻撃をされGC陥落。私はスタートからcrack day(絶不調)。全く走れずグルペット。 第5ステージ、集団先頭を引く與那嶺恵理 Photo: TCFIA  6日目、上りゴール。攻撃を続けましたがMaviのGCは取り戻せず。作戦が機能しなく、苦しい展開が続きました。  そして7日目、最終日。組織で的確に動くリーダージャージのTIBCOに対し、私たちは大した作戦も練れず、チームの総合力で負けたレースでした。  スタートから速い。Maviが確保しているKOMポイントの(2位との)ポイント差が1ポイント。先行して逃げを作ってそのポイントを先に潰す(他の選手に取られないように)ことも考えましたが、もう脚がいっぱい。Maviも攻めますが、切れがなく。KOMポイントでポイントを失うことになってしまいました。  後はゴールまで一気になだれ込んで終わり。  うーん。ずっとルームメートだった仲良しMaviの悔しさが伝わってきて、私がもっと上手く走ってもう少し強ければ勝つことができたのかな。 最終日のスタート前、ガルシア(右から2人目)は山岳賞ジャージを着てスタートしたが、これも失う悔しい結果に Photo: TCFIA  悔しいので忘れないように総括しておこう。事前の作戦をしっかり練らないと、勝てるレースが勝てなくなる。  チームは当初、MaviとGiro組(ジロ・ローザに出場する選手)は第4ステージで帰り、調整に入るとのことでこのレースに臨みました。しかしMaviもGCを獲ったまま帰るのはもったいない、やる気満々、とのことでレース続行。  スロベニアの選手たちとの、ステージレースを通したコミュニケーション、の難しさ。自分たちのGC順位が10位以内なら、それを守りたい気持ちも分かるが、エースのGC優勝が最優先されるべきと私は考えていた。  自分はすでに来季の契約が決まっているが、もし契約が取れていないなら、もしオリンピック選考がこのレースも含まれるなら、どんな動きになったのだろうか。  それをチームとしてまとめて、エースが勝つためにDS(監督)が指示を出し皆が力を合わせる。個の力が負けているのではなく、組織に負けた。7日間のステージレースをトータルで見て、どこで力を使うかどうか…。 個人総合優勝をチーム力でもぎ取ったティブコチーム Photo: TCFIA  今回優勝したTIBCOは個人力が圧倒していた、のではなく、組織としてチーム員全員が、今何をすべきか、どうすれば私達にダメージを与えられるか。この意識統一がしっかりされていました。  「負けたな」と感じるレースでした。  来年は自分の力がもっと発揮できるように。久しぶりのステージレース、苦い経験です。  次のレースは世界選手権。過去最高位の更新を目標に準備を進めます。 全てを力に変えて與那嶺 恵理 與那嶺恵理ウェブサイト

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