【レベルス】白幡裕星が老沼隆斗に判定で勝利し、感涙の王座奪取
株式会社 Def Fellow KNOCK OUT・REBELSプロモーション 『REBELS ~The FINAL~』 2021年2月28日(日)東京・後楽園ホール 【フォト】勝敗を左右した白幡の左ボディが入った瞬間 ▼【創世のタイガpresents】ダブルメインイベント第1試合(第6試合)REBELS-REDスーパーフライ級タイトルマッチ/3分5R ●老沼隆斗(STRUGGLE/王者) 判定0-3 ※47-50、48-50、48-50 ○白幡裕星(橋本道場/挑戦者) ※白幡が王座を獲得 老沼は空手をベースとし、ハイキック・後ろ回し蹴りなど華麗ながら威力ある蹴りを得意とする。2018年6月にREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座決定リーグ戦を制し戴冠した。昨年2月の白幡戦の後も、9月にKO勝利、12月にも判定勝利と連勝中。今年1月に結婚を発表し、近日中に第一子誕生を迎える。 対する白幡はジュニアキックやジュニアムエタイで結果を出してきた新鋭。12月1日のムエタイオープンでスーパーフライ級王者決定戦に勝利し戴冠した。昨年2月に老沼と対戦するまではプロ無敗をキープ。初黒星をつけられた老沼相手にリベンジと王座奪取を狙う。 1R、サウスポーの白幡をリングの中心に置き、老沼が左に回る展開。老沼の蹴り終わりに白幡が左ミドルを丁寧に返す。老沼は強烈な右ミドルから左フック、右前蹴り。終盤に老沼の右ミドルがクリーンヒットし、会場に快音が響く。 2R、左に回る老沼を白幡が左ミドルで追う。白幡の直線的な攻めは老沼が足でかわすが、白幡が踏み込んで放つ左ボディがヒット。終盤にも白幡の左ボディがきれいに老沼へ突き刺さる。老沼は強烈な右ミドルでプレッシャー。白幡の蹴り足をつかみ右ローを積み重ねる。 3R、老沼がジャブから右ミドル。右ローを上下に散らしヒット音が響く。白幡は左ボディから左ミドル。組ヒザに差はつかないが、老沼の蹴り足をつかみ白幡が頻繁にこかしを仕掛ける。 4R、組んでヒザを突き上げる両者の応酬は五分だが、こかしは白幡が一歩リード。離れれば老沼が右ミドルで突き放すも、中間距離では白幡が左ボディをたたき込む。終盤白幡の左ボディが効いたか、老沼が後退し白幡がロープヘ詰める。 5R、右ローを連続ヒットさせる老沼。組んでヒザを突き上げ、こかすのは白幡。老沼は右ミドルで応戦するが、白幡がカウンターの左ストレートを合わせヒットさせる。下がる老沼を白幡が左ミドルで追撃。白幡がペースを握ったまま試合終了のゴングを迎えた。 判定はジャッジ3者が白幡の完勝を支持。1年ぶりの再戦は白幡がリベンジを果たし、新王者の称号を手にした。 感極まり涙声の白幡はマイクを握ると「1年前に老沼選手に負けてずっと悔しかった。憧れの(安本)晴翔先輩みたいに倒せる試合をしたい。もっと強くなって新生KNOCK OUTを引っ張っていけるようになります」とコメントした。