“ダメンズばかりに引っ掛かる女性”への3つの対処法
アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』の配信です。人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。 『OLセラピー』とは、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、行動心理学に基づいてお悩みを解決していくコーナーです。 アラサー行動心理士の「OLセラピー」の記事はこちらから
さて今回は、「ダメンズばかりに引っ掛かる女性への対処法」についてお届けします。 ■今回のお悩み 「お金を持ち逃げしたニートと付き合っていたかと思ったら、次は10歳も年下の学生、さらには身体だけの関係なのでは?と思うような信頼できない男性と付き合ったりと、いつもダメンズにばかり惹かれてしまう会社の先輩(35歳)がいます。別れる毎に何が悪かったのだろうと嘆いては、またダメンズに引っかかっています。振られるたびに飲みに付き合わされたり、ランチで毎日のように恋愛相談されるものの、正直選ぶ男性に問題ありとしか言いようがありません。ハッキリ伝えて良いものか、どう対応したらよいかを教えてください」 (27歳・メーカー) ダメンズを好きになる人に何度も「その男はやめた方がいいですよ!」と言っても全然聞く耳を持たないうえ、結局またダメンズと付き合っている姿をみると、恋愛相談に乗り続けるのは、もはや苦痛でしかありませんよね。とはいえ、職場の先輩や親友相手では避けられないことも多く、対応策が気になるところ。 ここでは、ダメンズを好きになってしまう人の心理から、対応する際のポイントまで紐解いてまいります。
ダメンズとばかり付き合ってしまう人の心理状態とは?
いつもダメ男と付き合って、辛い恋ばかりをしてしまう先輩。では、一体なぜダメ男を自ら選んでしまうのでしょうか。そんな女性たちには、ある共通点があります。まずは、ダメ男にハマってしまう人の心理状態について知っておきましょう。 ・自己肯定感が低い 自分に自信がなく、自分のことを好きになれないという女性には、 (1)近寄ってくる男性に対して、「こんな私を好きになってくれるなんて!」と思ってしまう (2)「彼を支えられるのは自分だけ」といった間違った方法で自分を肯定してしまう (3)自分は幸せな恋愛が出来るはずがないと思い込んでいる (4)ダメ男の劣った部分を見て安心してしまう などの心理パターンが考えられます。 そのすべての原因は、自己肯定感の低さです。そのため、お金や身体だけであっても、「自分を求めてくれること」が、自信や生きがいに繋がってしまうようです。結果的にダメ男に依存し、抜け出せなくなってしまいます。そのような女性は、幼少期に両親から認めてもらえなかった、酷いいじめに遭ったなどの経験があることが多いです。 ・「自分の常識=相手の常識」と考えてしまう 自分だったらきちんとお金は返すし、彼だって返してくれるはずだ、と信じて疑わないケースもあります。本来であれば、人間だれしも自分とは違う部分があります。好きになった相手を全て疑う必要はありませんが、ある程度、自我境界線を引くことも重要です。それができると他人に流されず、自分は自分、他人は他人と冷静な目線を持ち続けることもできるでしょう。 ・恋愛対象の条件が極端に狭い 例えば、「イケメンじゃないとダメ」、「年収は1000万円以上じゃないと嫌」など、自分の中で恋愛対象の条件を狭めてしまっている場合もあります。そうなると、自分の条件に合う部分ばかりを重要視して、悪いところは見て見ぬ振りをしてしまいがち。相手にとっては都合のいい女性だったとしても気づかずに結果として、相手に振り回されてしまうのです。 ・男性がいないと不安になってしまう ダメンズ好きな女性の中には、常に男性がいないと不安になるという人もいます。付き合っている相手の好きなところをきちんと答えられなかったり、付き合う男性がそれぞれ全くタイプが違ったり、“付き合ってくれる人なら誰でもいい”というような感覚で気軽に関係を持ってしまいます。このパターンは、自我が確立出来ておらず、自分が好きなものが理解出来ていない、自分の意見がない。または、親に金銭を頼りきっていたりなど、自立できていな出来ていない女性に多い傾向にあります。 この先輩はいかがでしょうか? 具体的な原因は人それぞれではありますが、自分を見失い、男性に依存しすぎてしまっている状況と言えそうです。