館山の海の魅力知って 23日に里海博
トークショーなど多彩に
館山の海の素晴らしさを伝えながら、将来に向けて大切に守っていくための方策を参加者とともに考えるイベント「里海博2020」が23日午前10時から、館山商工会館で開催される。メインのトークイベントをはじめ、館山総合高校のミニ弁当販売、ウミホタル観察会など多彩な内容で、来場を呼び掛けている。
沖ノ島を中心に海辺のエコツーリズムを実践する「たてやま・海辺の鑑定団」(竹内聖一理事長)が主催する今年で3回目のイベント。
トークショー(午後1時45分~3時半)には、「岸壁幼魚採集家」のタレント・鈴木香里武さんはじめ、海洋環境専門家の木村尚さん(ビデオ出演)、ウミガメの調査・保全活動をするNPOの岩井千尋さん、竹内理事長らが、館山の海の素晴らしさや課題について語り合う。感染症対策で会場の人数制限をする代わりに、オンライン配信(同会のホームページから事前申し込みが必要)も予定している。
今回のイベントは、館山総合高校生ともコラボしており、生徒らもトークショーに参加する他、「うまいもん甲子園」にエントリーした作品で、磯焼けの原因のひとつとされる魚の「アイゴ」を使った「愛ご丼」のミニ弁当を数量限定で販売(午前11時~)。同校海洋科のクジラの大和煮缶詰なども販売する。
また、関連イベントとして館山商工会議所青年部は、小学生を対象にした海岸清掃イベント「清走中」を八幡海岸で同時開催。前日の22日には、沖ノ島のアマモ場再生活動の一環として、アマモ苗床つくり会も船形漁港で開催される。
当日の主なイベントは次のとおり。 ▽貝のストラップ・ネックレスづくり(午前10時~午後1時半、200円) ▽ウミホタル観察会(午前10時半~11時、正午~午後0時半) ▽NPO法人エバーラスティング・ネイチャーの岩井千尋さんの講話「ウミガメの生態と海洋ゴミの話」(午前11時半~正午) ▽タレントの鈴木香里武さんの講話「館山の漁港は幼魚パラダイス」(午後1時~1時半)
房日新聞