岐阜城「一ノ門」信長ではなく道三が築いた可能性 岐阜市の調査で判明
これまで織田信長が築いたとされてきた、岐阜城の入り口にあたる城門「一ノ門」は、その構造から斎藤道三が築いた可能性が高いことが分かりました。 これは岐阜市が進める岐阜城の発掘調査により明らかになったものです。 一ノ門は城郭の入口にあった門で、最新の調査で巨石や石垣を組み合わせた構造は、美濃国の守護土岐氏が築いた、山県市の大桑城の門とよく似ていることが判明しました。 こういったことから岐阜市教育委員会は、はじめ土岐氏に仕えてのちに土岐氏を追放した道三が、大桑城と同じ技術を用いて「一ノ門」を築いたと結論づけたということです。 ※柴橋正直市長 「今回の成果で信長公は土岐氏や道三公を受け継ぎ、さらに発展させた城造りを行ったことが明らかになってきた。今後も調査を行い、これまで見えなかった歴史に光を当てていきたい」 岐阜市は8日から13日に、一ノ門の調査現場を公開する予定です。