地域のお店看板「ガチャガチャ」に 天竜高生企画、地域振興に一役 発売2カ月で500個
地域活動に取り組む天竜高(浜松市天竜区)生徒でつくる「天竜ラボ」が今秋売り出した、カプセルに入ったアクリル製キーホルダー「天竜ガチャ」が人気を呼んでいる。区内の企業や店舗の看板、ロゴをデザインした商品で、カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」を活用して住民や観光客にアピールしている。販売数は500個を超え、生徒らは「第2弾を企画して地域の魅力をもっと発信したい」と意気込んでいる。 同区二俣町の吉野屋精肉店のブランド「天竜ハム」や水窪町の「スーパーやまみち」、佐久間町の「割烹旅館おかめ」-。生徒が区内の事業者に呼びかけ、デザインを考えて全8種類をそろえた。価格は1個300円。販売は天竜デザイン事務所(土田哲也代表)が担当し、区内の道の駅「いっぷく処横川」「くんま水車の里」「天竜相津花桃の里」、商業施設「森のマルシェきころ」に販売機が置かれている。 天竜ガチャは発売から2カ月で認知が広がり、新たにキーホルダー化を望む事業者も出てきている。天竜ラボ所属の3年馬淵百佳さんは「天竜を象徴する懐かしいお店、なじみのあるお店を表現したキーホルダーを知ってもらい、地域の盛り上げにつなげたい」と話す。
静岡新聞社