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フェイク情報に惑わされるな! 「免疫」に関する10のウソ・ホント

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緊急事態宣言が解除されても、ウイルスの脅威が消えたわけではない。今こそ、正しい知識を身につけて冷静に立ち向かおう。大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招へい教授に教えていただきました。[取材協力/宮坂昌之(大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授)]

1. 若いほど免疫力は高いから、新型コロナにも罹りにくい。

[ホント!] 新型コロナウイルスは若者も罹るが、若年層の死亡率は低く、年代が上がるほど感染すると重症化しやすい傾向がある。やはり若い人ほど元気で免疫力は高いものなのか。 「免疫力は小学校高学年でピークを迎えて、それが20代くらいまで維持されます。その後、40代後半から免疫力は落ち始め、免疫細胞を作っている骨髄の造血幹細胞の分化能力は、50歳を越えると半減します」(大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招へい教授) 造血幹細胞の分化能力が低すぎるので、55歳以上は白血病患者への骨髄移植のドナー(提供者)になれないほど。むろん若者も新型コロナに対しては油断大敵だが、年を重ねるほどに免疫力が低下しないようなライフスタイルを意識すべきなのだ。

2. マッチョな男性の方が、女性よりも免疫力は高い。

[ウソ!] 男性は女性よりタフなイメージがあるが、日本の新型コロナの死者の7割以上は男性。新型コロナの高リスク者である喫煙者は男性の方が多いなどの要因もあるが、基本的に女性の方が男性より免疫力は高い。 「男性ホルモンのテストステロンは免疫を抑えるのに対し、女性ホルモンのエストロゲンは免疫がうまく働くように調整する作用があります」(宮坂先生) 他方、女性には免疫の異常で自らの正常な細胞を攻撃する自己免疫疾患が多い。唾液が出なくなるシェーグレン症候群や甲状腺異常の橋本病の罹患率は、女性は男性の10倍だ。 「もう一つの女性ホルモンのプロゲステロンは免疫を抑えます。女性でエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れると、免疫の暴走で自己免疫疾患が生じやすいのです」

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