世界1位バーティ、44年ぶりの地元優勝! 昨年のウィンブルドン以来グランドスラム3勝目[全豪オープン]【テニス】
バーティがグランドスラム3度目の優勝
1月29日、全豪オープン女子シングルス決勝が行われ、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)と第27シードのダニエル・コリンズ(アメリカ/同30位)が対戦。バーティが6-3、7-6(2)で下し、地元選手として44年ぶりの全豪オープン制覇を果たした。 【動画】バーティらしい組み立て&コリンズの豪打&優勝決定の瞬間! 過去の対戦成績ではバーティの3勝1敗。直近では2021年のWTA500アデレード大会で対戦し、6-3、6-4でコリンズが勝利しており、今回は約1年ぶりの対戦となった。 試合序盤、バーティは今大会相手を苦しめているサーブでポイントを先行。一方のコリンズは、バーティのスライスに対して丁寧なストロークで対応し、チャンスはすかさず高い打点で強打を放つ。第1セット第6ゲーム、バーティがストロークでコリンズを揺さぶってブレークポイントを握ると、コリンズが痛恨のダブルフォールト。バーティが最初のブレークに成功すると、このリードを守り切り、6-3で第1セットを先取した。 第2セットではコリンズが反撃。第2ゲームでブレークに成功し、勢いに乗ると自慢の強打が次々と決まる。スライスも苦にしていないようで、バーティはラリー戦の主導権を握れない。第6ゲームもブレークされ、1-5となってしまい、このまま最終セットにもつれるかと思われた。 だが、ここからバーティの粘りが始まる。第7ゲームで1つ返すと、第9ゲームでもコリンズのセカンドサーブを攻めたて、ブレークに成功。試合をイーブンに戻す。その後、互いにサービスをキープしたタイブレークで、4度のミニブレークを奪ったバーティ。1978年のクリス・オニール以来となる44年ぶりの地元勢による全豪オープン優勝を果たした。 バーティは、昨年のUSオープン以来の試合となったシーズン開幕戦「アデレード国際1」(オーストラリア・アデレード/WTA500)で優勝。今大会も含め、11連勝を飾っている。 ■全豪オープン2022 日程/2022年1月17日(月)~30日(日) 開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク 賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円) 男女シングルス優勝賞金/287.5万豪ドル(約2.3億円) サーフェス/ハード 試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」
Tennis Classic 編集部