◇男子ゴルフツアー　日本シリーズJTカップ第3日（2024年11月30日　東京都　東京よみうりCC＝7002ヤード、パー70） 　10位から出た賞金ランク1位の平田憲聖（24＝ELECOM）は3バーディー、5ボギーの72で回り、通算イーブンパーの13位に後退した。首位とは11打差。 　ムービングデーにスコアを落とした平田は「0点です。自分の中では、いつも通りという感じだけど、普段と違う感覚があったり、良いショット、良いパットが打てなかった」と肩を落とした。 　1番で3パットしてボギー発進。3番で1・5メートルにつけて取り返したが、続く4番でボギー。8番で長いバーディーパットをねじ込んでパープレーで折り返した。 　後半も波に乗れない。13番の3パットを皮切りに3連続ボギーで後退。17番パー5で第2打をグリーン奥のカラーまで運び1つ返したが、不本意なラウンドになった。 　賞金王争いは残り18ホールで決着する。このままの順位で終われば賞金ランク2位の金谷拓実に逆転を許すことになる。 　「明日で1年間終わる。最後に良い形で、自分が納得できる形で、良い1日にしたい」。初の戴冠へ。思いをにじませた。