6億人超の市場規模に! 2015年末に発足する「ASEAN共同体」とは?
ASEAN共同体に期待されること
経済産業省の「東アジア経済統合に向けて」によれば、ASEANの総人口は約6億人、域内の名目GDPは1.8兆ドル、総貿易額は2.1兆ドルにも上り、巨大市場を形成しています。ASEAN加盟国の国民平均年齢は若く、今後も人口増加が見込まれています。さらに、経済の発展とともに中間層・富裕層の割合が増えていくのは間違いないとされ、消費市場としての存在感は今後ますます高まるでしょう。日本にとっても、中国やインドに次ぐ経済圏が誕生することは、大きなビジネスチャンスとなります。 ASEAN10カ国が1つの経済圏を目指すASEAN共同体。アジア太平洋地域の経済活動の動きを加速させ、世界経済をけん引する役割を担っていくのか、大きな注目を集めそうです。 (南澤悠佳/ノオト)