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新型コロナ 院内感染「予防策徹底を」 与論で発生、専門家指摘

配信

南日本新聞

 与論町で22~24日に確認された新型コロナウイルス感染者23人のうち、与論徳洲会病院の医療従事者2人と入院・退院患者7人の感染が判明し、県は院内感染が発生したとみている。感染症対策の専門家は「病院は新型コロナが広がりやすい環境といえる。職員の健康管理など基本的な対策を徹底してほしい」と話した。  入院患者を受け入れる病院では、医療者と患者の濃厚接触は避けられない。基礎疾患のある入院患者が新型コロナに感染すれば、重症化が懸念される。  鹿児島大学大学院の西順一郎教授(61)=微生物学=は「ウイルスの持ち込みを防ぐことが第一」と強調した。面会制限や職員の衛生管理のほか、患者が感染していないかのチェックが求められる。  全国各地の病院で発生した新型コロナのクラスター(感染者集団)は、患者の感染に気付くのが遅れ、医師や看護師を介して感染が広まったと考えられる。「基礎疾患に目を奪われてコロナを見逃さないよう、発熱や呼吸器の症状がある場合は早く検査を」と西教授。接触歴のチェックや経過観察も必要になる。

 さらに、職員の健康管理を訴える。医療現場は人手不足が指摘されるが、発症時に無理をして働けば、周囲に感染させる可能性がある。「体調不良の時に仕事を休める体制をつくらなければ」と話した。  今回のケースについては「医療従事者から病院に広まったのではなく、院内で既に広がっていて医療従事者が感染した可能性もある。感染経路は慎重に判断するべきだ」として「手指消毒やマスク着用など、基本的な予防策を徹底し、持ち込みを防いでほしい」と話した。

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