クジラの引き揚げから解体・箱詰めまで 日本で唯一の捕鯨母船「関鯨丸」が石狩湾新港に入港
HTB北海道ニュース
捕獲したクジラの解体などを行う、日本で唯一の捕鯨母船「関鯨丸」が初めて道内の港に入港し、クジラの肉を陸揚げしました。 本間壮惟記者) 「この雪の中、捕鯨母船『関鯨丸』が初めて北海道へやってきました。」 道東沖で今年最後の漁を終えて11日朝、石狩湾新港へ入港した関鯨丸。船内で解体されたナガスクジラの赤身肉など、およそ1・2トンを陸揚げしました。 ナガスクジラは1976年に商業捕鯨の対象から外されましたが、今年7月から再び対象となっています。 クジラの引き揚げから解体、箱詰めまでできる関鯨丸。今年5月に操業を開始し、これまで甲板の上で行っていた解体作業が天候に左右されず屋内でできるようになりました。 クジラの生肉のお味は? 本間壮惟記者) 「すごく、おいしいです。臭みやクセも全然なくてすごく食べやすいです。牛肉やマグロとはまた違ったおいしさがあります。」 共同船舶 所英樹社長) 「北海道の皆さんにもっと鯨のおいしさを知っていただいて、北海道で需要を喚起するために、日本でとれたナガスクジラ生肉、初めて日本で食べられる生肉でございますので、ぜひご賞味いただきたいと思います。」 今回陸揚げされたクジラ肉は人気の高い冷凍していない生肉で、12日から札幌市中央卸売市場などでセリにかけられます。
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