長塚京三“自分の姿に初めて感動” 映画「敵」プレミア上映会
俳優の長塚京三(79)が11日、都内で主演映画「敵」(監督吉田大八、来年1月17日公開)のプレミア上映会に出席した。 第37回東京国際映画祭で東京グランプリ、最優秀監督賞と自身も最優秀男優賞の3冠を獲得。共演の瀧内公美(35)から花束を贈られ「自分で言うのもおかしいですが、俳優を50年やってきて(スクリーンの)自分の姿を見て声を聞いて初めて感動した」と自信をうかがわせた。 穏やかに余生を送る元大学教授が「敵が来る」という不穏なメールに翻弄(ほんろう)されていく寓話(ぐうわ)的な物語。 主人公を惑わす役どころの瀧内は「紳士で素敵で、豊かな時間でした」とうっとり。長塚も、「恵まれた環境でやらせていただいた」と満足げだった。