CEOに聞く 就活で成功する人、苦戦する人とはーー株式会社リーディングマーク
12月1日に、いよいよ2015年度入社の就職活動が解禁されます。学生たちにとっては、自分を評価してもらう機会でもありますが、人生を大きく左右する岐路に立たされることもあり、気が重くなっている人もいるのではないでしょうか。どういうタイプの人が“就活戦線”に勝ち、どういう人が苦戦するのか。東京大学在学中に、学生の就職活動支援を行うサービスを提供し、今年12月1日に動画による就職活動ツール「recme」をリリースするなどで、毎年1000人以上の“就活学生”と接してきている「株式会社リーディングマーク」の代表取締役 飯田悠司さんに、失敗しないための就職活動について話を聞きました。 ――就職活動で失敗しない、入りたい会社の内定を勝ち取る学生の特徴はどういうものでしょうか? いくつか、要素はありますが、どんなことでも、目の前のことを一生懸命やっている学生は成功していますね。目の前のことを一生懸命やると、成功体験が得られる。そうすると、やることが楽しくなるので、ますます一生懸命やる。これを繰り返してきた学生は強いと思います。2つ目は、「志」といえるほど明確でなくてもよいので、「将来、こうなりたい」とか、「この会社でこういうことをやりたい」と考えられる人ですね。あとは、当然ですが、基礎能力が高い人。思考力、リーダーシップ、物事に取り組むときの当事者意識ですね。 ――例えば、受験上位校と言われる、東京大学や早稲田大学、慶応大学出身者は、受験においての成功体験を持っている、と思いますが。 上位校の学生の場合、受験で成功体験を持っていたり、その過程で自信を得ていたりする人が多いと思います。そういう意味で強いですね。でも「東大に行きたかったのに早稲田になってしまった」と自己否定になってしまうとか、東大でも「東大に入ることがゴール」になってしまっている学生も少なくなく、そういう人は就活で苦労することになるかもしれません。