近年のドレスウオッチはクラシック一辺倒ではない。見どころもバリエーションも多彩。

時計専門誌『WATCHNAVI』が読者に協力を仰ぎ、毎年年末に実施している「欲しい時計」アンケート。この集計データに基づき、各種ランキングを作成して誌面で発表している。対象の時計は“その一年間に国内でリリースされた全時計”だ。 【ランクインしたIWCの他の画像を見る】 今回はその一部の紹介として、美しいスタイルをまとい腕元で存在感を放つ、2020年発表の「ドレスウオッチ」のランキングを公開。読者と有名時計店スタッフの意見も併せて掲載する。

＜ドレスウオッチ5位＞グランドセイコー「エレガンスコレクション 初代グランドセイコー デザイン復刻モデル」

ディテールだけでなく、佇まいさえもファーストモデルに近づけた。

1960年に誕生したグランドセイコーのファーストモデルを、セイコーが誇る最高峰の技術を持って再現した特別なタイムピース。現代のニーズに合わせ、直径を当時よりも3mm大きくした18Kイエローゴールドケースを採用している。6時位置のSDマーク（「Special Dial」の意味で、貴金属のインデックスが使われている文字盤を指す）とともに、オリジナルモデルの威風堂々とした雰囲気を再現。 ◆読者の声 「凄いのひとこと。中身も仕上げも文句なし。もっと安く、ステンレススチールでも出してほしいかな」（兵庫・Y.Yさん） 「国産最高の時計が欲しい」（福島・T.Sさん）

現代の最高テクノロジーを駆使して初代GSをデザイン復刻

「エレガンスコレクション 初代グランドセイコー デザイン復刻モデル」

グランドセイコー 「エレガンスコレクション 初代グランドセイコー デザイン復刻モデル」 Ref.SBGW258 308万円 スペック：手巻き（自社製Cal.9S64）、毎時2万8800振動、約72時間パワーリザーブ。18Kイエローゴールドケース（シースルーバック）、クロコダイルストラップ。直径38mm（厚さ10.9mm）。日常生活用防水。

＜ドレスウオッチ4位＞カルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」

ケースとストラップの接続部分が、パシャ最大の特徴である。　(C) Cartier

1985年初出の歴史的なタイムピースが、カルティエ自社製造のムーブメントを搭載して刷新。伝統のスタイルを継承し、センターの分目盛りをスクエアに配置。アイコニックなリューズとリンク付きカバーには、ブルースピネルがセットされている。 ◆読者の声 「過去に何本も買いました。私のラインナップに欠かせない逸品。また、購入します」（兵庫・K.Mさん） 「バブル期に新社会人だった私にとって、パシャは憧れ」（千葉・I.Oさん） ◆スタッフのコメント 「名作復活。ストラップ交換も簡単です」（安心堂 浜松店／浅井章之さん） 「待望の一本。期待以上の質感です」（スリーク新潟／箱岩 聡さん）