オリックス・若月健矢 平常心を貫いて歓喜の瞬間へ「最後の最後に、笑っていられるよう」/チームリーダーの2024年
選手会長に5シーズンぶりに就任し、再び肩を回している。若月健矢が11月22日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、1000万円アップの1億3000万円でサインした(金額は推定)。 【選手データ】若月健矢 プロフィール・通算成績 昨オフに複数年契約を結んでおり、球団への“愛着”をアピール。リーグ4連覇を目指した今季は5位に沈んでしまったため、「今年は思うような成績が残せませんでした。なかなか勝つことができず、悔しい思いをしたので、来年は取り返したいなという気持ちです」と責任を感じている様子だった。 高卒11年目となった今季は、96試合に出場するも、打率.201、3本塁打、18打点と打撃面で苦しんだ。昨季、自身初のゴールデン・グラブ賞に輝いた守備面でも、今季はソフトバンクの甲斐拓也に再び奪われる形に。それでも、盗塁阻止率はリーグトップの.474をマーク。続々と若手が台頭する中で、扇の要として投手陣をけん引した。 選手会長に就任するのは2019、20年に務めて以来、自身2度目となり「あまり張り切り過ぎずに。僕はアピールしていかなきゃいけない立場なので。背負い過ぎず、やっていけたらいいなと思っています」と平常心を貫く覚悟だ。 来季に狙うは“V奪回”だ。岸田新監督の下、新しいチームとなって悲願に向かっていく。 「勝負事なので、勝ち負けがもちろんある。最後の最後に、笑っていられるよう頑張っていきたいです」 今季は逃した歓喜の瞬間を、再びつかみに取ってみせる。 写真=BBM
週刊ベースボール