【ジャパンC】武豊騎手 ディープインパクトで勝った2006年は特別「絶対に負けちゃいけないという気持ちだった」
「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」レビューVol.3
11月16日(土)、テレビ東京で「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」が放送された。 【見逃し配信】過去のジャパンカップの名レースが続々!ミスターシービーやシンボリルドルフも|世界が認めたジャパンカップ アイルランド編 世界各国のトップホースが集結して頂点を競う日本最高峰のGⅠレースだが、イクイノックスが制した2023年はロンジンワールドベストレースを受賞。 名実ともに世界一の称号を手にしたことで、世界のホースマンたちの注目度がより一層アップした。 その中でも今回はジャパンC最多タイとなる4勝を挙げている武豊をはじめ、今年のブリーダーズCに参戦した世界各国のトップジョッキーへとインタビュー。 世界を知る彼らにとっての「ジャパンC」とはいったい、どんなレースなのか?
英雄・ディープインパクトのキャリアでも意味のある一戦に
これまで43回の歴史を誇るジャパンCで最多タイ記録の勝利数を挙げているのが、日本のレジェンド騎手・武豊(55)。 1999年のスペシャルウィークでの初制覇をはじめ、これまでに4勝をマーク。2024年も天皇賞(秋)を制したドウデュースとともに参戦を予定している。
そんなレジェンドにとって、ジャパンCが世界最高のレースに選出されたことはとても感慨深い出来事だったという。 「そこまで来たかという感じですね。海外の馬が日本に来ていろんなものを間近で見ることができて、日本のホースマンにとって勉強になることが多かった。ジャパンCが日本の競馬を強くした、底上げしたひとつの要素だと思う」 そんな武豊にとって、特別なレースとなったのが2006年のジャパンC。 凱旋門賞で敗れた後、帰国緒戦としてこのレースを選んだディープインパクトとの一戦は今も忘れられない。 「凱旋門賞が残念な結果だったので、プレッシャーというかなかなかない気持ちで乗った。絶対に負けちゃいけないという気持ちでした」
レースは、最後の直線で外から本来の末脚を繰り出したディープインパクトが並み居る先行馬たちをごぼう抜きにするという強い勝ちっぷりで完勝。多くのファンの声援に応えてみせた。 「ディープインパクトのキャリアの中でも、あのジャパンCは意味が大きかったレースだったと思っています」 2016年以来、8年ぶりのジャパンC制覇を目指す武豊。 史上最多となる5勝目をドウデュースとともに掴むことができるだろうか。 ■文/福嶌 弘
テレ東スポーツ