【速報】福岡県・大分県に大雨特別警報 命を守る行動を
福岡県・大分県に大雨特別警報が発表されています。 これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。
河川の氾濫・多発的な土砂災害に厳重警戒
今日7月10日(月)6時40分に福岡県筑後地方に大雨特別警報が発表されました。7時20分には筑豊地方にも特別警報の範囲が拡大しています。8時00分には大分県西部に、9時05分には大分県北部にも特別警報が発表されました。 九州北部では日付が変わってからの6時間降水量が200mmを超えているところがあり、大雨となっています。線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている危険な状況で、広範囲で多発的な土砂災害が発生したり、河川の氾濫・決壊により大規模な浸水被害が発生するおそれがあります。 ご自身のいる場所が斜面の近くなど崩れやすい場所である場合、すぐに避難してください。避難する余裕がなかったり、すでに周囲に土砂の流入や浸水が始まっているのなら、少しでも助かる可能性がある家の上階、山や崖の反対側に行くようにしてください。 雨の強い状況は今日10日(月)昼頃にかけて続くおそれがあります。
命を守る最善の行動を
「特別警報」は、「警報」の発表基準をはるかに超える数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表され、対象地域の住民の方々に対して最大限の警戒を呼びかけるものです。 また、気象庁では気象警報等の防災気象情報について、取るべき行動を直感的に理解出来るよう5段階の「大雨警戒レベル」での表現を提供しています。レベル5は災害が切迫しているか既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況です。
ウェザーニュース