大谷翔平のまだ先を行く日本人メジャー戦士まで「10」「16」 残り20試合…偉大な数字更新なるか
本拠地ガーディアンズ戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目から活躍。打率.289、45本塁打、100打点、46盗塁など打者専念の今季は史上6人目の年間「40本塁打、40盗塁(40-40)」を達成。史上初の「50-50」も視野に入り、本塁打、打点などで自己記録を上回る勢いとなっている。本塁打は2021年、既に日本人のシーズン最多を記録(46本)しているが、打点、盗塁では偉大なる先人の記録がまだ先にある。 【表】大谷翔平「50-50」達成のXデーはいつ? 米データサイトが割り出した日ごとの達成可能性リスト 大谷は既に、盗塁数で自己最多を大きく上回る46盗塁をマーク。7日時点でエリー・デラクルーズ(レッズ)が両リーグで断トツの62盗塁をマークしているが、大谷も両リーグ2位とかなりの数を量産している。 年間盗塁数の日本人選手最多記録は、マリナーズ時代のイチロー氏が2001年に記録した56盗塁。大谷はあと20試合で10盗塁しなければこの記録に到達しない。MLB19年で通算509盗塁のイチロー氏は、2006年4月から2007年5月にかけて45連続盗塁成功の記録も持っており、大谷は現在「23」の連続成功をマークしているが、まだイチロー氏の半分であることからその凄さがわかる。 打点では大台の100に到達。21年の自己記録に並んでおり、更新は時間の問題だ。ただ、日本人記録は「116」。ヤンキース時代の松井秀喜氏が2005年にマークしたもので、大谷が残り20試合で到達するのは容易ではない。メジャーで100打点をマークした日本人は松井氏と大谷の2人だけで、松井氏は4度記録している。 本来投手で、昨年手術した右ひじのリハビリ中である大谷がイチロー氏、松井氏の記録と比較されるレベルで盗塁、打点を稼いでいること自体が凄まじいことではあるが、常識を覆してきた大谷ならどちらも今季塗り替えてもおかしくない。史上初の「50-50」もかかる残りの試合にも注目したい。
THE ANSWER編集部