百貨店 福袋に「黒毛和牛」 コロナ禍で商品展開も変化
百貨店が、新型コロナウイルス禍で高まる家庭需要をターゲットにした福袋商品を展開している。巣ごもりでもぜいたくメニューを楽しめる黒毛和牛のサブスクリプション(定額課金)サービスや、旅行気分が楽しめるご当地グルメなどを売り込む。感染予防のため抽選や予約を強化するなど混雑回避の工夫もする。 東武百貨店池袋本店は、応募抽選型の商品を用意。2点限定の「国内産黒毛和牛半頭分を食べつくすサブスク福袋」(150万円)は、ロースやサーロインなどを1~3月まで受け取れる。この他、旬のフルーツが12カ月間楽しめるお得なセットを用意してアピールする。申し込みは、12月1日から。同社は「自宅で楽しんでほしい」と話す。
松屋銀座は、旅行気分が楽しめるご当地グルメなどを集める。「いったつもりのご当地スープ福袋」(3240円)は、30袋限定で「仙台・牛テールスープ風」や「神戸・淡路島たまねぎスープ」などが味わえる。 雑貨などの販売を手掛けるサザビーリーグ(東京都渋谷区)が運営する「AKOMEYA TOKYO」は、島根県飯南町産「コシヒカリ」2合が入った「福袋」(3000円・税別)を用意。せんべいやお買い物割引チケットなどを合わせる。予約は、12月1日から順次開始する。
日本農業新聞