バーチャル空間のオンライン即売会「NEOKET」出展料も無料 イラストSNS運営のピクシブ主催
イラストコミュニケーションSNS・pixivの運営などを行うピクシブが、ピクシブ主催のバーチャル空間でオールジャンルオンライン即売会「NEOKET」(ネオケット)を開催する。 【画像】即売会もバーチャルに 10万人集めた同人イベント 開催は2021年1月30日(土)。同時に、出展サークルの募集を開始した。 サークル出展費・一般参加者の来場費は共に無料だ。
pixivのサービスと連携した即売会「NEOKET」
NEOKETは、ピクシブが主催するバーチャル空間でのオールジャンルオンライン即売会。 3Dアバターを利用し、1つのワールドには同時に1,000人、NEOKET全体では同時に1万人以上が参加し交流できるという。 来場には、ピクシブが運営する無料の3Dキャラクタープラットフォーム「VRoid Hub」を介することで、既存の3Dアバターや本イベントのオリジナル3Dアバターで参加できる。 参加にはPCやVR機器が必要で、スマホでは参加できない。 作品は、ピクシブが運営する創作物の総合マーケット「BOOTH」に登録することで頒布でき、一般参加者はそれらの作品をバーチャル空間で購入するだけでなく、立ち読みもできる。 作品はBOOTH経由での販売となるため、売上からは手数料5.6%と22円が引かれる。 出展者は自身のサークルスペースをカスタマイズ可能。ポスターやテーブルクロスに好きな画像を設定することができる。
バーチャル空間での同人即売会が活性化
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、リアルな即売会の中止が決まる中、即売会にもVR化の波が寄せてきている。 最も存在感を放っている事例としては、「ComicVket」がある。 3Dアバター・3Dモデルなどの展示即売会「バーチャルマーケット」を運営する株式会社HIKKYが開催する、仮想空間上の同人誌即売会だ。 こちらは2020年4月にプレイベントが開催され、8月には「ComicVket1」として4日間で来場者数10万4546人を記録したことも記憶に新しい。 即売会のオンライン化、今後も加速するか。
小林優介