風の時代に聞く「各分野の賢者は2021年をどう考えている?」
身近なOLの暮らしはどうなる?
お話を伺ったのはこの4名 上から 経済学者 斎藤幸平さん 「人や環境をケアする仕事が見直されていくはず」 1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。気候危機の根本原因である資本主義の問題点や今後のビジョンを示した『人新世の「資本論」』(集英社)が6万部、大きな話題を呼んでいる。 右:元衆議院議員 金子恵美さん 「2021年は春。これまで準備されてきた改革が一気に進みます」 1978年生まれ。新潟県出身。2012年に衆議院議員に初当選。総務大臣政務官に就任し、放送行政、IT行政、郵政を担当。政界引退後は、企業顧問やコメンテーターなど幅広く活躍している。 左:北新地「クラブ藤崎」ママ 藤崎まり子さん 「SNSの誹謗中傷に傷つかない人はいない。でも辛い経験もいつか糧に」 著名人も通う高級クラブでママを務める。大阪・北新地の“初代ホステスクイーン”に輝いた美貌だけでなく、インスタ(@mariko_fujisaki)のストーリーで発信される力強いメッセージに女性ファン多数。 ジャーナリスト 中野円佳さん 「『あざとい』がいい人も嫌な人もいていい。」 元日経新聞記者。過去に厚生労働省「働き方の未来2035懇談会」委員などを務める。『なぜ共働きも専業もしんどいのか』など、日本の働き方改革や女性の活躍に関連する見識が深まる著書が多数。
【幸せ】コロナ禍を通してみんな生き方を改革
2020年は「バリバリ働く女性&支える男性」という構図を打ち出したドラマ『愛の不時着』や『私の家政夫ナギサさん』が大ヒット。働くOLの心境の変化を映し出している作品だった。 「働き方もライフスタイルも多様になった今、女性も自分で自分の幸せを追求する時代に。結婚においても、相手の肩書や収入よりも、理想の生き方を互いに応援できるパートナーを選んだほうが幸せになれそう。そんな認識が今後も若い世代に広がっていきそうです」(中野さん)