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桑田佳祐やユーミンにも影響を与えた!? 祝70歳 スティーヴィー・ワンダーの“ちょっといい話”

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TOKYO FM+

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週水曜日は、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんとお届け。5月13日(水)の放送では“スティーヴィー・ワンダー特集”をお送りしました。 この日は、偉大なアーティストの1人、スティーヴィー・ワンダーさんの70歳の誕生日。彼は1962年、12歳でデビューし、これまでグラミー賞を25回受賞。これは男性シンガーとしては最多です。昨夏、体調不良が報じられましたが、4月におこなわれたレディー・ガガさん主催のチャリティーイベントでは、素晴らしいパフォーマンスとともに元気な姿を見せてくれました。 今回は、そんなスティーヴィーさんが日本のポップスに与えた影響や関係性を芳朗さんが紹介。 まずはスティーヴィーさんの1976年のヒット曲、ラテンテイストのディスコナンバー「Another Star」にフォーカス。「この曲が1978年にリリースされた日本の名曲3曲に微妙に影響を与えているんじゃないか」という芳朗さんの妄想を検証すべく聴き比べを敢行します。 その1曲目は、1978年6月にリリースされたサザンオールスターズのデビューシングル「勝手にシンドバッド」。これは、「冒頭の部分でそうかなと思った」と事前に気づいていた様子のたかみな。 2曲目は、「勝手にシンドバッド」の約2ヵ月後にリリースされた八神純子さんの代表曲「みずいろの雨」です。 そして3曲目は、「みずいろの雨」からちょうど1ヵ月後にリリースされた松任谷由実さんの「埠頭を渡る風」。これも「Another Star」同様のラテンタッチのディスコナンバーになっています。 紹介した3曲すべて1978年の3~4ヵ月間という短いスパンで発表されており、その偶然の一致に不思議そうなたかみなでしたが、「音楽もトレンドみたいなものがあるので、同じタイミングで似たような曲が出ることは特に珍しい現象ではないと思うんですけど、(「Another Star」のリリースから)この2年のブランクは確かに気になる」とさすがの芳朗さんも悩ましげ。 そして、いずれもオリジナルを見事に自分色に落とし込んでいることに感心しつつ、「あらためて聴くと『Another Star』は、和の情緒と相性がいいメロディーを持った曲」と話していました。 続いては、映画「ウーマン・イン・レッド」の主題歌としてリリースされた1984年の全米NO.1ヒット曲「I Just Called to Say I Love You」ですが、なんとスティーヴィーさんが交流のあった日本の兄弟デュオ、ブレッド&バターに提供した曲だったとか。 これは松任谷由実さんが日本語詞をつけ、細野晴臣さんが編曲・アレンジをおこない、「特別な気持ちで」というタイトルで発売される予定でしたが、急遽スティーヴィーさん側から映画の主題歌として使わせてほしいと“待った”がかかり発売中止に。そして、オリジナルのヒット後にリリースの許可がおり、日の目を見ることになったそうです。 つまり、本来であればブレッド&バターのオリジナル曲になっていたわけですが、「全米1位になるポテンシャルを持った曲をあっさり人に提供する、その太っ腹が面白い」と芳朗さん。 さらには、「I Just Called to Say I Love You」を巡るもう1つのエピソードも紹介。大ヒット後に盗作疑惑がかかり、スティーヴィーさんは起訴されてしまうことに。その窮地を救ったのがブレッド&バターに最初に渡したデモテープだったとか。それが証拠となり、見事裁判で勝訴。スティーヴィーさんは感謝の気持ちを込め、ブレッド&バターに新たに「Remember My love」を提供したそうです。 (TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2020年5月13日(水)放送より)

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