Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

こんなにも喜び切れないTDRを初めて見た…24年取材記者が模擬運営を体験

配信

スポーツ報知

 東京ディズニーリゾート(TDR、千葉・浦安市)を運営するオリエンタルランド(OLC)は29日、7月1日に4か月ぶりに再開する東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の新しい運営方法を、報道陣に公開した。新型コロナウイルス対策を踏まえた模擬運営で、開園37周年にして初めて、キャスト(従業員)がゲスト(入園客)になってのデモンストレーションを披露した。ミッキーマウスらディズニーの仲間たちもパレードルートにフロート(山車)に乗って現れ、ソーシャルディスタンスを維持したグリーティングを行った。  入園者数を通常の50%以下に制限し、アトラクションは2割を休止。今回は「イッツ・ア・スモールワールド」と「スティッチ・エンカウンター」が試運転され、距離を保ちながら並び、グループごとに座席の間隔を空けて乗り込むシーンが実演された。ショップとレストランではレジ前にシールドが設置され、レジ担当は手袋を着用。キャッシュレスを勧められた。  「ミッキーの家」があるトゥーンタウンがオープンした1996年から、TDLを取材しているが、こんなにも喜び切れないパークを見たのは初めてだった。笑顔が売りのキャストもマスクをしているため、カメラを向けても、本来の持ち味を出せずにいるようだった。  2011年の東日本大震災から約1か月の休園を経て、開園記念日の4月15日にオープンした時には、OLCの上西京一郎社長が「ゲストの声が私の背中を押してくれた」と笑顔で話していたが、今回は7月1日も含めて取材対応はないという。久しぶりに会う広報部の面々も、「ソーシャルディスタンス」を保って慎重な対応だった。  「イッツ・ア・スモールワールド」を取材している時、84歳の加賀見俊夫会長が報道陣を避けるように、秘書と2人でアトラクションに乗り込む姿を見かけた。模擬運営での安心・安全を確認するためだろう。キャストに向かって童心になって手を振りながらも、決して笑ってはいない。失敗は許されないという重圧と背中合わせで“夢と魔法の王国”が再開する。(酒井 隆之)

報知新聞社

【関連記事】