坂口杏里が同情誘いネットで「PayPayで無心」も…専門家が指摘する“検挙事例アリ”の「違法性」
元タレントが一般人に“物乞い”をして生活しているとは――。 ’13年に亡くなった女優の坂口良子さんの娘の坂口杏里が生活費に困っているとして、インスタグラムでお金を無心している。PayPayのアカウントなどを表示し、 【写真あり】坂口杏里「絶叫動画」が拡散…ネット上でケンカ勃発も即謝罪の謎 《PayPayで助けてください なにもかも出来る事なら人生やり直したい》 と助けを求めている。 ◆セキュリティ番号まで表示した状態 12月6日時点でもストーリーズで 《みなさん、すみませんPayPayだけはつかえるのでお願いします》 なぜか自身のデビットカードをセキュリティ番号まで表示した状態で公開している。 ネット上では 《坂口杏里、デビットカードの番号全て載せてるけど大丈夫?お金に困ってるようだし、残高0だから悪用されようがないと思ったのかな?》 と心配の声が殺到している。 数年前まではタレントとしてバラエティー番組に出演するなどして活動していたが’16年に所属事務所を退社。その後まもなくセクシー女優デビューした。 歯車が狂い始めると’17年にホストの男性から3万円を脅し取ろうとしたり、また’19年には元交際相手のホストの自宅へ侵入するなどして2回逮捕されている(ともに不起訴処分)。 現在も新宿の高級風俗店のHPに坂口の名前は掲載され、 《本物芸能人!正真正銘の坂口杏里!尚、坂口杏里さんは通常よりプラス¥32,000でのご案内となります》 とある。 12月1日は午前6時から午前9時まで勤務していたようだが、現在、出勤予定は記載されていない。ちなみに26歳と書かれているが坂口は33歳のはずだ。 あまり働いていないのか、PayPayで一般人からお金を集めて生活費の足しにしようとしているらしい。 ◆初の“ネットこじき”で立件 しかしこれらの行為の違法性を専門家が指摘する。 「何の対価も伴わずに『生活に困っている』などと言い同情や哀れみをかって、お金や物品を求める行為をネット上で繰り返し行っていた場合は、軽犯罪法にいう『こじき』に該当する可能性があります。クラウドファンディングなどの対価が伴うものについては『こじき』には該当しません」(森實法律事務所・森實健太弁護士) 実際に’15年には香川県・高松市内で通行人に 「お年玉をこのカップに入れてください」 と訴えていた男がその様子を動画サイトで中継し、視聴者にもお金の提供を呼びかけていたとして、高松市の無職の男(当時23)が軽犯罪法違反の疑いで書類送検されている。“ネットこじき”の立件はこのときが初めてとみられるが、実際に検挙された実績があるのだ。 Xのあるユーザーは坂口にPayPayで3000円を送って返信を求めてみるという試みをしている。 《返事くれたら追加で送ります》 と送り、さらに3000円、5000円と送っても坂口からなんの返事もない様子がスクショでわかる。“返信すらなし”とは、まさに何の対価も伴っていない可能性がある。 犯罪的な行為までしてお金を求める坂口杏里。母・良子さんは天国で何を思うのだろうか――。
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