『バイオハザード』シリーズ最新作にして 。 「絶望」がラクーンシティで産声をあげる。
初めて『バイオハザード』をプレイした時の衝撃や感動が甦る実写版最新作
全世界でのシリーズ累計売上本数が1億2千万本を超える、日本発の大ヒット・サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』シリーズ。いまやゲームのみならず、CG・実写映画の世界でもホラーアクションの金字塔ともなっているが、その原点を描くリブート映画「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」のブルーレイ&DVD&UHDが、5月11日に発売される。
ゲームでお馴染みの世界観やアクションを再現
1996年にPlayStationのゲームとして誕生した『バイオハザード』は、シリーズ化されて様々なハードで発売。世界的に大ヒットし、サバイバルホラーやホラーアクションの代名詞のような作品となった。多種多彩なメディアミックスも行われるようになり、2002年からはハリウッドでミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写映画シリーズを公開。世界的に大ヒットして、2016年までに6作品を製作した。同実写映画シリーズは、ミラ演じる主人公のアリスと、ウィルス兵器を漏洩させたアンブレラ社との壮大な戦いを描いたが、アリスはゲームには登場しないキャラクター。ゲームの設定や世界観の一部を共有するパラレルワールド的なオリジナルの物語を描き、アクション大作として人気を博したものだった。 その実写映画シリーズが完結を迎えたこともあり、今回の実写映画版の最新作「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」は、すべての原点となる原作ゲームの初期を基にしてリブート。原点のホラー要素を存分に活かし、ゲームでお馴染みの世界観やアクションを映画として体感できる新シリーズとなっている。
ゲームで感じた恐怖の瞬間を実写映画として新たに体感
物語の舞台となるのは、以前は製薬会社アンブレラ社の工場があり、同社の企業城下町のような土地だった1998年のアメリカ中西部のラクーンシティ。その街の養護施設で育った主人公のクレアは、アンブレラ社がある事故を起こしたことで街に異変が起きているという不可解なメッセージを受け取ったことから、久々にラクーンシティへと戻ってくる。クレアはR.P.D.(ラクーン市警)の特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員である兄クリスにそのメッセージを伝えるが、ありえない陰謀論だとあしらわれてしまう。しかし街中には、目や鼻から血を垂れ流し、人肉に食らいつこうとする住民たちが彷徨い始め、アンブレラ社は自宅待機を呼びかける警報のサイレンを鳴らす。市警本部も大混乱に陥る中、ゾンビ化した住民たちが次々とクレアたちに襲い掛かってくる。次第にアンブレラ社が秘密裏に行ってきた人体実験が絡むことが明らかとなる中、クレアたちはこの街から逃げ出そうとするが……。 原作ゲームの生みの親であるカプコンが全面協力し、ゲーム内に登場した洋館や警察署などの建物を忠実に再現。原作のホラー要素や世界観を余すことなく取り込み、原作ゲームの人気キャラクターも多数登場。ゲーム内で印象的だった場面なども物語の中でうまく表現することで、ゲームで感じた恐怖の瞬間を実写映画として新たに体感できる作品となっている。ゲームをやったことがある方には、初めて『バイオハザード』に触れた際の衝撃や感動を鮮明に思い返すことだろう。