村井チェアマン「一番の責任は私自身」Jリーグに相次ぐ不祥事を改めて謝罪
Jリーグは2日、クラブの代表者による実行委員会をオンラインで開き、記者会見を行った村井満チェアマン(61)は相次ぐ不祥事について「一番の責任は私自身」と謝罪した。 Jリーグでは10月にJ2新潟でファビオとペドロ・マンジーが酒気帯び運転で書類送検され契約解除となり、J1仙台では道渕諒平が知人女性への暴行が報じられ契約解除となった。さらにJ1G大阪でアデミウソンが道路交通法違反(酒気帯び運転、報告義務違反)の容疑で任意捜査され、謹慎処分となっている。 村井チェアマンは実行委員会の冒頭で「昨今続いているコンプライアンスに関わる事案について再度、注意徹底を呼びかけた」と明かし、「到底考えられない内容が事実として突き付けられている。リーグ全体、全てのクラブの努力を水泡に帰してしまうくらいの大きな社会的背任行為だったと考えている」と語った。 また、不祥事が続く原因にについては「何か根拠があって申し上げる訳ではないが、2月から感染対策に意識を集中してきた。一方でクラブの経営レベルは財政的なところに集中していた面もある。我々はホームタウンにあって、スポーツを通じて手本になろうということを忘れてしまったのではないか。何のためにサッカーをやっているのか、クラブが存在しているのか、地域のためになるべきという前提認識の視点がぼやけたのではないか」との見解を示し、「一番の責任は私自身にそういうところがあったのではないか。こういう時こそしっかり足元を見つめるように、私の方から号令をかけるべきだったと深く反省している」と謝罪を述べた。