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「日本はデジタル先進国」は幻想だった!コロナ危機後の「第四次産業革命」とは

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■デジタル世界でないと未来がない人類  最初、これらを読んだときは、私は冗談かと思った。しかし、世界経済フォーラム(世界連邦政府?)も日本政府も、本気で2050年にはSF映画の世界を実現しようとしている。よく考えると、これしか手がないのかもしれない。  「第四次産業革命」が実現すれば、どこでも増えつつある高齢者人口対策になる。高齢者をサイボーグ化すれば、介護はしなくてすむ。高齢者も社会参加できる。  少子化対策にもなる。先進国では出生率は上がらない。家族神話の洗脳は解けつつある。子育ては理不尽な重荷だと、もうかなりの人々が意識している。家族形成が人生だと思い込んで疑わない人々は減りつつある。少子化でも、サイバネティック・アバターがいれば、労働者人口や消費者人口の減少もカバーできる。  地球の環境汚染は確実に軽減する。人口が減れば、地球への負荷は軽減する。サイバネティック・アバターは、太陽光の電力源は必要だが食料は要らない。排泄しない。資源や水の乱費はしない。環境を汚さない。  地球上にフロンティアは、すでにない。宇宙にコロニーを作るのはもっと先だ。地球内部に空洞があって、そこに異世界があるかもしれないが何キロ掘ればいいのか?地球に残された唯一の未開拓のスペースは、サイバー空間しかない。アニメ『攻殻機動隊』のヒロイン草薙素子少佐が言うごとく、「ネットは広大だわ」だ。  2016年の世界経済フォーラムが掲げた第四次産業革命と、それに応じて2020年2月に日本政府がぶち上げたムーンショット目標は、人類に残された唯一のフロンティアであるサイバー空間に人類を移住させることであるらしい。 ■2021年の世界経済フォーラムのテーマはGreat Reset!  ちなみに、2021年の世界経済フォーラム/ダボス会議のテーマは、「グレート・リセット」(Great Reset)である。リセット(reset)はリブート(reboot)とは違う。手順を守りつつ穏やかに電源を落として、しばらくしたら再起動させるのがリブートである。一方、ウンともスンとも動かなくなったコンピュータの電源を落とすのがリセットだ。「強制終了」だ。  たとえばスラムがあるとする。スラムが抱える諸問題をひとつひとつ解決していくには時間も労力もかかる。住民たちの自主的自律的努力も期待できない。ならば、いっそスラムを燃やして焼け野原にして新しいシステムで町づくりをするような方法が「リセット」だ。来年の世界経済フォーラム/ダボス会議のテーマの「グレート・リセット」の実行方法は、どうなるのだろうか。怖い怖い。

文:藤森かよこ 写真:AFP/アフロ

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