「比例代表は『れいわ』とお書きください」中国総領事、衆院選めぐりX投稿 山本太郎代表の動画も引用、政府が抗議「極めて不適切」
先の衆院選を巡り、薛剣(せつけん)駐大阪中国総領事がX(旧ツイッター)で、れいわ新選組への投票を呼びかけていたことが分かった。政府は22日、この投稿について「極めて不適切」とする答弁書を閣議決定した。政府は中国側に対し、外交ルートを通じて、投稿の削除を申し入れた。投稿は削除された。 【写真】「裏金隠しの解散やめろ」投票箱の前で紙を掲げ強制降壇させられたれいわ新選組の大石晃子氏 松原仁元拉致問題担当相(無所属)が提出した質問主意書によると、薛氏は10月25日、「全国どこからでも、比例代表の投票用紙には『れいわ』とお書きください」とXに投稿した。れいわの山本太郎代表の街頭演説の動画も引用したという。 外交関係に関するウィーン条約は、外交官は接受国の国内問題に介入しない義務を有すると定めている。 米大統領選など世界各地の選挙では外国勢力の介入が深刻な問題になっているが、ここまであからさまな選挙への干渉は珍しい。