設立2年…富士五湖自然首都圏フォーラム イベントで今年の成果など報告 山梨
山梨県が推進する富士五湖自然首都圏フォーラムの設立から2年を記念したイベントが12日、東京都内で開かれました。 イベントではフォーラムが進める3つのコンソーシアム、「富士五湖グローバル・ビレッジ」、「富士グリーン水素コミュニティ」、「社会起業家連携・先進行政」について、田坂広志会長が今年開催したイベントの成果や事業の進ちょく状況などを報告しました。 また、11月に渡米した長崎知事が訪れたカリフォルニア州で、プロジェクトを巡り4団体の連携協定を結んだことを明らかにしました。 若い世代と芸術により活力ある社会を目指す「富士五湖グローバル・ビレッジ」コンソーシアムでは、この連携でアートを切り口とした街づくりのノウハウを学びたいと説明。 グリーン水素による持続可能な経済を目指す「富士グリーン水素コミュニティ」コンソーシアムでは、連携した先進団体の実験プラントを富士山の麓に誘致したいとしたほか、来年2月にはアメリカでグリーン水素の基調講演を依頼されていることを紹介しました。 一方、イベントに同席した静岡県の鈴木康友知事との対談では、両県がフォーラムの活動を通じながら水素や医療機器産業で連携を強化していくことを確認しました。 田坂会長は単なる地方活性化に留まらず、国家的なプロジェクトとして活動を進めていくとしています。