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7割の小規模診療所で防護具『在庫ゼロ』。丸腰で対応する医療現場からは悲鳴「どう対応すれば…」

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ハフポスト日本版

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京都内の小規模診療所にはマスクなどの防護具の在庫がほとんどないことがわかった。災害時の医療支援などを行うNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が4月にアンケート調査を行った。 都内529カ所を対象とした調査(有効回答数130)では、感染症対策に必要な防護具の在庫について質問した。 在庫が「全くない」と答えた割合は、「N95マスク」が67.3%、「アイソレーションガウン」が69%、「フェイスシールド」が70.9%となった。約7割の小規模診療所が感染防止に必要な防護具を持たずに日々の診療に当たっている実態が浮き彫りになった。

在庫数が10個以下の小規模診療所は、それぞれ「N95マスク」で88.7%、「アイソレーションガウン」で86%、「フェイスシールド」で94.4%となった。通常なら使い捨てで使用するはずのマスクやアイソレーションガウンは、洗濯するなどしながら複数回使用している状況だという。 この他にも、現場からは消毒液や手袋の不足を訴える声も上がっている。感染が疑われる患者に対しても丸腰で診察しなくてはいけないことへの不安も強い。 「抗体検査をしてほしい」「誰が感染者か、全く不明。どう対応するのが正しいか分からない」など、PCR検査を受けにくいために不安や負担が増している状況も浮き彫りとなっている。

中村 かさね (Kasane Nakamura)

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