「職業 タレントは諦めました」メンバーの減少やコロナで活動の場が奪われ“前向きな引退”決意 他のメンバーを応援し新たな道へ
幼いころから憧れていた芸能界の道に進んだ平田奈美恵さん。ダンスユニットを結成し、活動をしていましたが、メンバーの減少やコロナで活動の場が奪われるなどして、タレント業を諦めることに…。前向きな“引退”、あらたな道へと進みます。
名古屋を拠点とするダンスユニット「ハニートラップ」のメンバー・平田奈美恵さん(24)。 幼いころから憧れていた芸能界の道へ。 芸能界で生かせるようにと、ダンスや芝居などを学べる専門学校を卒業後、芸能事務所の門を叩きました。 初出場したコンテストの地区大会で、いきなり優勝。思い描いていた夢は、順風満帆のように見えました。 しかし、「“職業タレント”は諦めました」というのです。
平田さんが夢だった“職業タレント”を諦めた理由とはー。 実は、ダンスユニットが去年12月31日をもって活動休止となり、事実上の解散に。 ユニット結成から約3年。その間、当初7人いたメンバーは5人へ。去年春以降は3人になっていました。
それにより、メンバーに気持ちの変化が生まれていました。 「(メンバー)5人の時は『何でもやってやるぜ』っていう気持ちが常にあって、なんか負けたくないみたいな気持ちがあったんですけど。コロナを言い訳にしたっていうのもたぶんあって、表に出る機会もない、やることもない。3人で一緒に向かっていく1つの目標もない。じゃあ別にまぁいいかって」(メンバー・堀井みゆさん)
「この1年、本当にモチベーションを保つのが大変で」(メンバー・渡部結女さん)
ユニットの強みは、そろったダンス。コロナ禍であっても毎週欠かさず、練習は行ってきました。しかし…。 「3人でダンスの立ち位置とかやっても、全然うまくまとまらないし、良いパフォーマンス、最善のパフォーマンスがなんかできない」(平田奈美恵さん)
コロナの影響で相次いだイベントの中止。なかなかステージに立つことがかなわない日々…。 そんな中、彼女たちが始めたのが、なんと“コント”。コントで、グループの起死回生を図ったのです。 いつか訪れるであろう初披露を夢見て、練習を重ねてきました。 「(コントを披露する)イベントがあったんですよ。なのに、台風か雨で出られなくなっちゃって。それをきっかけに、ハニトラとして立たなくてもいいのかな、みたいな気持ちになっていっちゃって」(平田さん)