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大ヒットのNizi Projectと欅坂46の終焉 日本アイドルがここまで見限られたワケ

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デイリー新潮

 デビュー曲公開初日に、動画再生回数1千万超え。各音楽配信サイトで1位を総ナメにしたガールズグループNiziU。日韓共同プロジェクト「Nizi Project」で選抜されたメンバーたちは、みな才能豊かでキュートなことこの上ない。さらにプロデューサーのJ.Y.parkことパク・ジニョン氏から繰り出される JYP語録は、多くの大人のハートも撃ち抜いた。

 握手会もない、視聴者投票さえもない。そんなアイドルの卵たちが、なぜここまで人気を得たのか。可愛らしいルックスと、10代にして豊かな表現力。そうした「完成度の高さ」を挙げる人もいるだろう。あるいは、一生懸命に課題に取り組む「健気な姿勢」に心打たれた人も多かったに違いない。舞台上ではまぶしいほどのパフォーマンスを見せつつ、自分の実力に悩む少女たちの「ギャップ」。デビュー曲の“縄跳びダンス”という「キャッチーさ」。ありとあらゆる成功要因はあったが、私が一番大きな理由と感じたのは、「自己肯定感を育むストーリー」である。日本人、特に若者は自己肯定感が低いという。そんな風潮に、この企画はガチッとハマったのではないだろうか。  日本のアイドルは、他メンバーと競うことをエンタメ化されていた。誰がデビューするのか、誰がセンターになるのか。「ASAYAN」では鈴木亜美が視聴者投票で選ばれ、モーニング娘。たちは、オーディションの様子をずっと密着された。そしてAKBの総選挙である。そこにあるのは、他メンバーと比べられ続けるというプレッシャーだ。容姿やパフォーマンス、審査するプロデューサーへのアピール力やファンへの態度。あらゆる点を「あの子よりもブス」「あの子はメンバーで一番神対応」とジャッジされ続ける。それは年若い彼女たちにとって、自己肯定感が揺さぶられ続けることだったのではないか。  自分よりもファンやプロデューサーを優先する、自己犠牲が求められる日本のアイドル。恋愛禁止というルールを破ったからと、泣きながら坊主になったメンバーもいた。象徴的なのが元 AKBの前田敦子による「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでください」という名言だ。あの一言でファンならずとも多くの視聴者に衝撃を与え、前田は押しも押されもせぬセンターになった。  けれどもそういう日本のアイドル界に、一石を投じたのがNizi Projectだったように思うのだ。

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