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山本由伸×吉田正尚、オリックス投打の主役が「下剋上宣言」

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SmartFLASH

 約3カ月遅れで開幕したペナントレース。2020年は120試合に短縮されるなど、これまでとは違ったシーズンとなることが予想される。 【写真あり】山本由伸「ずっと150kmのフォークを目指しています」  そんななか、「今季ほど勝ちたいと思って臨むシーズンはない」と、闘志を燃やす選手たちがいる。オリックスの投打の要、山本由伸投手(21)と吉田正尚外野手(26)である。2人は2019年、素晴らしい成績を残したが、チームは最下位に沈んだ。捲土重来を期してのキャンプは、順調だったという。 吉田(以下、吉)「自分のやりたいことができました。自主トレで取り組んできたのは、瞬発系のトレーニング。一瞬で最大の力を出すことを心がけていましたね」 山本(以下、山)「僕も順調でしたね。肩・ヒジの怪我や張りもなくでき、キャンプがあっという間と思えたくらいです」  ところが新型コロナの影響で開幕は遅れ、全体練習もままならぬ状況に陥った。それでも2人は前を向く 吉「シーズン中ではできないような重い負荷をかけたりするなど、できる範囲の自主トレをおこなっていました」 山「フォームのチェックや、自分の改善点を重点的に見直す時間ができましたね」  前向きな姿勢は昨季の好成績が自信となっている。吉田は打率.322、29本塁打、85打点と、主軸として誇れる成績を残した。山本も先発の柱として、8勝6敗ながら、防御率は1.95。最優秀防御率に輝いた。 吉「1年間戦えたことはよかったんですが、チームは最下位。個人的にも『すべてのタイトルを獲りたい』と言いながら、打率、出塁率、安打数がすべて2位だったので、悔しさはあります」 山「中継ぎから先発への転向の件をよく聞かれますが、1年めに先発で5試合投げさせてもらい、スタミナが全然足りないことに気づいた。そこから考えて練習するようになりました。  無駄のない、体に負担がかからないフォームを求めてやったので、そのおかげかなと思っています」  話は、2020年シーズンの目標に及ぶ。 吉「とにかく1本でも多くの安打、本塁打を打ち、ひとつでも多くの打点を挙げること。そのためにフルスイング、強く振るスタイルは変えません。タイトルにこだわりはないけど、三冠王といわず、打撃部門すべてを獲りたい」 山「2020年シーズンも先発でやっていきたいですね。2019年は防御率が1点台でしたが、今季もできないとおかしいと思う。勝ち星も12球団でいちばん勝てるようにやりたい」  山本は2020年シーズンから、背番号をエースナンバーの18に変更した。 山「18は、もともとつけたかった番号なんです。というのも、僕の担当スカウトである山口和男さんが現役時代につけていた番号だったんです。プロ入りの際に、いちばんお世話になった方なので、同じ番号で活躍したいという気持ちがありましたね」  2020年、躍進を誓うオリックスにとって、吉田と山本の活躍は欠かせない。お互いを、どう思っているのか? 吉「みんなが認めているとおりですよ。単純にすごく速い球、すごい変化球を投げる。しかも、体のこともすごく勉強している。食事に行くこともありますが、1年めから変わらず、かわいいやつです(笑)」 山「天才系というか、天然なのでマイペース(笑)。独特な雰囲気を持っている。その性格からは意外に映るんですが、野球に関しては、繊細な感覚を持っている。ご飯に行っても、話題は野球のことばかりです」  オリックスは2019年は最下位も、山本ら若く活きのいい先発陣に加え、野手ではメジャー通算282本塁打のアダム・ジョーンズ(34)が加入。一躍、台風の目となる存在だと推す評論家は多い。 吉「ジョーンズは雰囲気があって、一緒にやるのが楽しみ。2019年は山本に加え、山岡泰輔も最高勝率のタイトルを獲った。それでも最下位だったので、打線が引っ張っていかなくてはならない。  優勝? パ・リーグは強いチームばかりですから、力負けしないようにしていくだけです」 山「確かにレベルが高いリーグですが、僕は全然、負ける気がしませんね」  2リーグ制以降、前年最下位から優勝したのは大洋(1960年)、広島(1975年)、巨人(1.76年)、近鉄(2001年)、ヤクルト(2015年)の5例だけ。“公約” どおり下剋上なるかーー。 写真・ジジ (週刊FLASH 2020年7月7日号)

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