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小学校で広がる“傘差し通学” 熱中症を防げるのか? 実証実験

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中京テレビNEWS

 雨が降っていないのに雨傘を差して通学する小学生。熱中症対策ということですが、実はこれまでどのくらい効果があるのか検証されていなかったといいます。  本当に効果はあるのでしょうか?専門家の協力を得て、実証実験を行いました。

 愛知県津島市の西小学校。雨傘を差しながら登校する小学生の姿がありました。  雨が降っていないのに、なぜ雨傘を差しているのでしょうか? 「コロナ対応もですが、熱中症対策ということで、“豊田の小学校の傘差し”登校を見て、本校でもやったらどうかと(始めた)」(津島市立西小学校 石原良子校長)

 きっかけは、5月に愛知県豊田市の童子山小学校がはじめた“傘差し登下校”。新型コロナウイルス感染防止のため、人との距離を保ちながら熱中症対策にもつながるという一石二鳥のアイデア。  実はこの取り組みは全国から注目され、東海地方だけではなく埼玉県や新潟県などさまざまな地域の小中学校でスタートしています。

 実際、子どもたちはどう感じているのでしょうか?感想を聞いてみると。 「距離は傘を差しているので、(他人との)間隔は取れていると思います」 「暑い日とかは、(太陽の)日が当たらなくて涼しいです」(児童)

 登下校中に傘を差せばマスクや帽子をかぶらなくてもいいということもあり、子どもたちの反応は上々のようですが、一方でこんな声も。 「雨が降っていなくて、風が強い時に傘を差すと傘は邪魔になる」(児童) 「週明けは、体操服など持っていく荷物が多い時は少し心配かなと」(保護者)  風の強い日や荷物の多い日は、傘が負担になるという声も。  実際、こういったことが理由で、この取り組みを中断した学校もあります。群馬県の小学校では5月からはじめたばかりの傘差し登下校を約3週間で取りやめたといいます。

 一方、傘差し登下校をはじめた津島市の西小学校では、傘差しによる子どもたちの負担を減らすために、持ち帰る必要のない勉強道具は学校で保管可能にしました。さらに、ランドセルより軽いリュックサックでの登下校を許可しました。 「ことしは夏休みも登校があります。大変暑い日が続くということで、今の時季より徐々に練習を重ね、上手に傘を差せるように」(津島市立西小学校 石原校長)

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