手間を省いてラクに! 疲れない調理法
台所仕事がとても疲れる、料理をつくるのが面倒……。特に、体調がすぐれないときなどは、調理がつらく感じる方も多いはず。料理研究家・管理栄養士の藤井恵(ふじい・めぐみ)さんが、手間や時間をかけず、ラクにおいしくできる調理法をご紹介します。 * * * ■料理ばさみで下ごしらえが劇的にラクになる 実は、調理の多くは、洗う、切る、下味をつけるなどの下ごしらえです。包丁とまな板を出し、大きくて重い野菜を切るのは意外に体力が必要。おすすめは、手でちぎったり、料理ばさみで切るなど簡単な下ごしらえで済むレシピ。缶詰や豆腐、ひき肉などすぐに使える食材を組み合わせるのもポイントです。 「きのことひき肉のバターポン酢炒め」は、ひき肉をパックに入れたまま下味をつけるとラク。パックからフライパンに出して塊で焼きつけると、ボリューム感が出ます。 ■買いおきの缶詰や市販品を活用 体調がすぐれなかったり、忙しかったりすると買い物に行くのも苦になります。そんなときのために缶詰や、味つけの助けとなる市販品を常備しましょう。さば缶やキムチはうまみが出るので、調味料を使わなくてもおいしく仕上がります。そのほか、ちりめんじゃこ、塩昆布、ピザ用チーズやベーコン、ハムなどは日もちもし、幅広い料理に使えて便利です。 にらは料理ばさみで簡単に切ることができます。小松菜、ほうれんそうなどの葉物を切るときにも使えますよ。 ※つくり方はテキストに掲載しています。 ■『NHKきょうの料理』連載「シニアの元気はここから!からだ応援レシピ」2020年10月号より
NHK出版