「相当に危険な行為」ホテルに放火した罪など問われた元従業員に実刑判決
テレビ高知
高知県土佐清水市のホテルでレジを盗み、客室に放火した罪に問われていた元従業員の男に懲役6年の実刑判決が言い渡されました。 判決によりますと、永野彰一被告は、2023年11月、土佐清水市のホテルに侵入し現金およそ9万円が入ったレジを盗んだ後、客室のふとんに火を付け、ホテルの一部を焼損させた罪が認められました。 稲田康史裁判長は、「午前1時すぎという、発見が遅れやすい時間帯の放火で、多数の宿泊客らの命を危険にさらす、相当に危険な行為」と指摘。「社長、上司への仕返しという動機や経緯に酌むべき事情は乏しい」などとして、被告の反省の態度も踏まえ、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 判決を読み上げた後、裁判長は、「あなたには色んな思いがあったと思うが、無関係の人にとても怖い思いをさせる犯行だった。このことを心に刻んで反省してもらいたいと思う」と諭しました。
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