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逆境から復活…中島宏之、堂林翔太、梶谷隆幸から学ぶ“再生術”

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週刊ベースボールONLINE

 今年は伸び悩んでいた選手の復活劇が目立つ。彼らの輝いている姿を見ると、各選手の「ある変化」に気づく。その変化は私たちも生活や仕事をする上で参考になる部分があるのではないだろうか。 ※今季の数字は10月8日現在

「終わった選手」――その言葉を見事に吹き飛ばしたのが巨人・中島宏之だ。2018年オフに巨人に移籍したが、昨年は43試合出場で打率.148、1本塁打と期待に応えられなかった。背水の陣で迎えた今季。中島は大きな決断を下す。代名詞だったバットを大上段に掲げる構えからグリップの位置を両肩より下げ、左足の上げ幅を小さくした打撃フォームに改造した。西武時代は打率3割を6度マークし、08年から2年連続最高出塁率、09年に最多安打のタイトルを獲得。慣れ親しんだフォームにメスを入れるのは大きな勇気と覚悟が必要だったはずだ。「新フォームへの改造」は吉と出た。今季は一塁の定位置をつかみ、80試合出場で打率.299、7本塁打。直球に差し込まれることが減り、確実性が増した。勝負強い打撃でチームの首位独走に大きく貢献している。

「鯉のプリンス」。将来を嘱望されていた堂林翔太も長いトンネルに迷い込んでいたが、今季は87試合出場で打率.288、13本塁打、14盗塁と低迷するチームで奮闘している。プロ3年目の2012年に当時の野村謙二郎監督に抜擢され、全試合出場で打率.242、チーム最多の14本塁打とスケールの大きい打撃が魅力だったが、その後は定位置をつかめず、昨年は過去最少の28試合出場で打率.206、0本塁打と精彩を欠いた。「トレード要員」ともささやかれたが、昨オフに年下の鈴木誠也の自主トレに志願参加。頭が突っ込む悪癖を指摘され、下半身主導の打撃フォームに修正すると、確実性が格段に上がり、手元までボールを引き付けてボール球を振る場面も減った。現状に危機感を感じ、打撃技術を向上させるために年下の主砲に教えを乞う。プライドをかなぐり捨てた生き様が現在の活躍につながっている。

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