秩父のカレー店、テーマ曲で社歌コンテストに挑戦 秩父夜祭でお披露目も
秩父のカレー店「ほんとのインド料理とカレーの店・ズベールおじさんのインドカレー」(秩父市寺尾)が現在、「NIKKEI社歌コンテスト2025」にエントリーしている。(秩父経済新聞) 【写真】店の駐車場でも撮影した エントリーした社歌は、シンガー・ソングライターの三上隼さんが制作したテーマ曲「それいけ! みぃちゃん」。12月3日の秩父夜祭では18時から、西武秩父駅前広場特設ステージで同曲を披露する予定。 店主の黒澤みどりさん(愛称「みぃちゃん」)は昨年、店の20周年記念パーティーで三上さんのライブパフォーマンスを見ながら「店の応援ソングがあればいいのに」と話した。その思いを受けた三上さんが曲を作り、今年6月の21周年パーティーでサプライズとして披露。この曲が参加者にも好評だったことからCD化し、9月13日に発売した。 発売と同時期に三上さんが「社歌コンテストというものがあるらしい。『店のテーマソング』も対象なので、コンテストにエントリーしてみては」とみぃちゃんに提案したことがきっかけとなり、応募に必要となる動画の撮影を始めた。 動画は、映像制作会社「森ノメディア」(荒川日野)が制作。店内やキッチンカーの出店先などで撮影し、営業中の様子や三上さんが弾き語りするシーン、みぃちゃんが何度も衣装を変えながら踊る姿などを映し出している。店のインド人スタッフや利用客も出演。振り付けを覚えたスタッフや常連客らがみぃちゃんと一緒に踊る場面も盛り込む。 同コンテストでは、社歌を「企業や団体が制作した公式・非公式の楽曲やテーマソング」と広く定義。審査は一般投票、ユーチューブチャンネルでの再生回数や高評価数、審査員の評価による総合ポイントで行う。 三上さんは「みぃちゃんの人柄と親しみやすさが伝わるように気持ちを込めた楽曲。店と一緒にテーマソングも長く愛してもらえたら」と話し、みぃちゃんは「過去の受賞歴を調べたところ、個人店が受賞した事例は見当たらなかった。大手企業が多い中、個人店でも挑戦できることを知ってほしい。出会った人に地道に口頭でエントリーを伝えていて、現在はユーチューブの再生回数が1500回近くまで伸びている。多くの方に応援してもらい、とてもありがたい。秩父地域の方や、同業の飲食店の方々にエールを送る意味も込めて、最後まで頑張りたい」と意気込む。 一般投票は12月2日12時~13日17時。ユーチューブの再生回数は来年1月31日12時までが対象となる。決勝進出者は1月17日に発表され、決勝大会は来年2月27日に予定。
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