「拍手やヤジは控えて」 衆院憲法審が傍聴人に注意へ 維新が「目に余る」と問題提起
衆院憲法審査会幹事会は13日、憲法審の傍聴者に対し、審議中の拍手やヤジを控えるよう注意する方針を決めた。日本維新の会の馬場伸幸氏が6日の幹事懇談会で、傍聴ルールの再考を求めていた。馬場氏は産経新聞の取材に「拍手やヤジなど目に余るときがある」と説明した。 衆院憲法審には多くの傍聴者が集まるが、委員らの発言中にヤジなどが飛ぶことが少なくない。衆院関係者は「拍手やヤジは衆院規則で禁じられている」と説明する。 今年4月の衆院憲法審では維新の青柳仁士氏が、「共産党の発言の際に『そうだ』という声が聞こえてきた。わが党の馬場氏の発言の際にはヤジが聞こえてきた。特定の政党の応援をする行為はこの議場で許されるのか」と指摘。与党筆頭幹事を務めていた自民の中谷元氏が「憲法の議論は落ち着いた環境で冷静に行うことが大事だ。静かに議論を傍聴してほしい」と呼びかける場面があった。