近大が佐藤輝明を擁した2020年以来3季ぶり48度目V【関西学生野球春季L】
◇24日 関西学生野球春季リーグ戦 近大10―1京大3回戦(わかさスタジアム京都) 近大が京大に2勝1敗で勝ち点を獲得し、勝ち点4で並んだ同大に勝率で上回り、佐藤輝明選手(現阪神)を擁して優勝した2020年秋以来、3季ぶり48度目(旧リーグを含めて最多)の優勝を決めた。 「選手がよく踏ん張ってくれました」と感無量の表情を見せた田中秀昌監督(64)。首位を走っていた同大に勝ち点を落としたものの、その同大は立命大に連敗で自力優勝を逃し、近大が最終戦で京大を下し、逆転優勝。この日先発して5イニングを2安打の無失点に封じ、今季トップタイの5勝を挙げた久保玲司投手(4年・関大北陽)、3勝をマークした大石晨慈投手(4年・近大付)との2枚看板がチームを引っ張った。 最優秀選手賞とベストナインを獲得した久保は「打たれてもいいから悔いのない投球をしようと思った。全国(大会出場)を懸けた試合で投げた経験がなかったので、うれしくてチームに感謝。感動で泣きそうな感じでした」と喜びを表現した。 近大は6月6日に開幕する全日本大学野球選手権大会に出場し、初戦は和歌山大(近畿学生)と対戦する。
中日スポーツ