球団に”怒り”も…契約更改で不満を見せた歴代選手(4)阪神フロントの”態度”に…?
オフシーズンとなった2024年のプロ野球。現在は契約更改に突入し、各選手が続々と来季契約を締結している。近年の契約更改では大きな問題もほとんどなくなったが、かつては球団側の提示額に納得できず、記者会見で怒りを露わにする選手も珍しくなかった。ここでは、契約更改で不満を見せた歴代選手を紹介したい。
関本健太郎(賢太郎)
出身:奈良県 投打:右投右打 身長/体重:186cm/96kg 生年月日:1978年8月26日 ドラフト:1996年ドラフト2位 まさかの理由で保留を選択した選手が、阪神タイガース一筋でプレーした関本健太郎(賢太郎)である。 天理高では3年時に甲子園出場も果たし、高校通算20本塁打を記録。ドラフト2位という高い評価を受け、阪神に入団した。 スラッガーとしての活躍が期待された一方、プロの世界では長打力を発揮できない期間が続いた。しかし、2002年に出場機会を増やして飛躍のきっかけをつかむ。 プロ8年目を迎えた2004年、サードやファーストで出番を獲得し、110試合出場で打率.316をマーク。2006年には規定打席に一歩届かなかったが、打率.301を残した。 その年の契約更改では、担当者があくびをしたことを理由にサインせず保留を決断。関本本人は後に謝罪したが、2回目の交渉では1回目の提示額を大きく上回る金額を提示され、思わぬ形で年俸アップを勝ち取ることとなった。
ベースボールチャンネル編集部