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外国人市民の不安軽減へ 奥州で災害時対応考える対話集会【岩手】

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岩手日日新聞社

 2020年度「奥州市タウンミーティング~外国人市民が暮らしやすいまちづくり~」(市国際交流協会主催)が5日、同市水沢字吉小路の水沢地域交流館(アスピア)で開かれた。「災害時対応について」をテーマに開かれ、5カ国出身の外国人市民10人が災害や避難について考えた。  同日のタウンミーティングでは、小沢昌記市長が開会に当たって「普段から交流を持ち、仲間をつくってもらい、助け、助けられる関係を築いていてもらえば安全・安心を確保しながら生活できる」と、日ごろからのネットワークづくりの重要性を強調した。  「市長への質問」では、小児科の診療体制と新型コロナウイルスワクチンについて質問が寄せられた。「小児科は入院の場合、非常に限られた数になっている。ただ、夜間診療所でも診察しており、早めの診察を」と呼び掛け、またワクチンについて「国籍は関係ない。同じルールで対応するよう指示する」と語った。  その後のワークショップでは、「あなたの国の災害」「日本の災害」を書き出してもらったり、災害の時に持ち出す物を選ぶ「防災ゲーム」に挑戦したりして、災害時について考えた。それぞれの国では、地震や洪水、森林火災、火山、台風、竜巻など、日本では火山、地震、津波、台風などが災害として挙げられた。  ゲームは、必需品と考えられる物を描いたカードから災害時に持って行く物を選んでいく趣向。「スマホは、情報収集、コミュニケーションのために必要」とし、「キャッシュレスで物が買えるから」とスマホを残して現金を外す参加者もいた。「食料、水」については「何も無い時のため」「寸断されて物資が来なくなるかもしれない」として必要と考える参加者が多かった。  最後に「人と防災未来センター」(神戸市)が多言語で作成した「減災グッズを備えようチェックリスト」が紹介された。市国際交流協会では「こうした物を作成して渡しておければ、外国人市民にも分かりやすい備えができ、不安が減ると思う」と、作成に前向きな姿勢を示した。  遠藤ペルリタさん(57)=同市胆沢小山=は「とても勉強になった。何も分からないと心配になるが、誰に助けてもらえるか、どうすれば良いかとかを知ったり、考えたりするきっかけになった」と話していた。

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