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顧客は億万長者だけ、ロンドンに大富豪向けの貸金庫オープン

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The Guardian

【記者:Rupert Neate Wealth】  億万長者のための新たな貯金箱へようこそ。このたび、英ロンドン中心地パークレーンにあるドーチェスター・ホテルの隣の築120年の邸宅を改装した第2級指定建造物に貸金庫が開設された。  インターナショナル・バンク・ボルツ(IBV)はただの銀行ではない。標準的な大手銀行の支店と比べると、顧客選びに少々こだわりがある。「百万長者は相手にしない」と話すのは、貸金庫を開設したロンドン支店のショーン・ホーイ代表取締役だ。「億万長者のみ受け入れている」  ホーイ氏は、ロンドンのナイツブリッジにある老舗高級百貨店ハロッズで貸金庫の責任者をしていたところをIBVに引き抜かれた。同氏はIBVについて、「ハロッズよりはるかに顧客を厳選している」と主張する。  貸金庫の年間利用料は最も安いタイプで600ポンド(約8万5000円)。サイズは高さ5センチ、幅16センチ、奥行き49センチしかない。ハロッズなら、倍の大きさで465ポンド(約6万6000円)だ。  最小サイズでも、さまざまな宝飾品や「かなりの数の金の延べ棒(金地金、インゴット)」を保管するのに十分な大きさだとホーイ氏は話す。これより多くの金の延べ棒を所有している億万長者向けには、ファイリングキャビネット大の金庫もあり、年間250万ポンド(約3億5700万円)で1部屋分の金庫も借りられる。  ホーイ氏はこの貸金庫について、「銀行というより高級なプライベート会員制クラブ」のような感じだと説明する。  貸金庫への移動には、英高級車ロールスロイスの送迎サービスも行っている。現地に到着すると、ドアマン2人に迎え入れられ、指紋と虹彩のスキャンなどでセキュリティーが解除され、地下の金庫室へと続く扉が開かれる。その後は、「白い手袋をはめた守衛」が貸金庫を受け取る手助けをしてくれる。  貸金庫は、強盗がトンネルを掘って侵入しないよう、壁、天井、床は鋼鉄で保護されている。  ホーイ氏は、顧客が貸金庫に何を保管しているのかはまったく知らないとしながらも、ハロッズでの経験からして、主に宝飾品、腕時計のコレクション、金の延べ棒、硬貨、書類、美術品、家族の写真などだろうと説明した。  ホーイ氏によると、潜在顧客の多くは、国外(主にロシア、中国、中東)の富裕層で、夏を過ごすためにロンドンに別荘を構えている人々だ。帰国する際に「高価な財産がすべてロンドンの中心地に安全に保管されていることで安心したい」超リッチな人々を想定しているという。【翻訳編集】AFPBB News 「ガーディアン」とは: 1821年創刊。デーリー・テレグラフ、タイムズなどと並ぶ英国を代表する高級朝刊紙。2014年ピュリツァー賞の公益部門金賞を受賞。

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