アラサー独身女子E子の婚活「相席屋で出会った金が全ての男」衝撃のトーク内容
前回コラムでは、30代の美女二人が出会いの場で年齢を少しだけ詐称し、その結果、男に執拗に疑われたという内容を書いた。 「金が全て」な男との会話の結末と悲劇のトーク内容 もちろん、たかが一回の失敗で懲りるような我々ではない。 引き続き、出会いの巣窟で人間観察業に精を出していた。
トークの掘り下げ 「自宅」とか普通言いたくないだろ
相席形態で異性と出会えるその店で、我々の相席相手として二組目に現れたのは、サラリーマン風の男二人。 1人、若そうな方がやたらと質問を投げかけてくる。 あまり洗練されてはいないが、営業マンくさい男だ。 男「家はどこなんですか」 E「この近くです」 男「近く、というと? どの辺?」 E「いえ、本当にすぐそこなので」 当たり前だが初対面の、しかも今後私の人生におよそ関わることのなさそうなこの男に対して、あまり自分の情報は開示したくない。 しかし男からすると、とくに他意のない自然な会話で、何をそんなに隠す必要があるのかと不思議でたまらないらしい。 いや、不思議に思うのは別にいいのだが、少しは察して話題を変えるなどをしてくれたらいいものを、この男は、謎にまみれたE子自宅所在地について、トークを5分以上掘り下げた。
垣間見える営業スタイル いるよね、しゃべりっぱなしの人
男「ええ~? どこなのかなぁ??? 〇〇の方?」 E「どうでしょうね」 男「違うの? じゃあ〇〇?」 E「そうかもしれないですね」 男「いやぁ、ミステリアス。ミステリアスですね。昔からそうなんですか?」 いや、ミステリアスであることについてそんな掘り下げてどうする。もうちょっと無難に話しやすい話題に移行してくれよ。 と思いながらも、男が矢継ぎ早に質問をしてくるので、話題を変えるタイミングが難しい。 こいつきっと、仕事でも自分ばかりぺらぺら喋って噛み合わないタイプの営業マンなんだろうなと想像がつく。 顧客のニーズにも目を向けていただきたい。
接待とは そもそもおなかすかないの?
ようやくタイミングを見つけた私は、逆に男に質問してみた。よくしゃべるのは二人の男うち一人だけで、もう一人は適当に相槌をうちながら聞いているだけだ。 E「二人はどういう関係なんですか?」 男「仕事関係の取引先なんですよ、僕(よくしゃべる男)が、彼(静かな男)を接待していて、二軒目にここに来たんです。と言っても、一軒目は注文してから1時間半も料理が出てこなかったから、僕たち何も食べてないんですけどね!!」 明るい口調で意気揚々と話す姿は、確かに接待をする営業マンらしく見える。 しかし! 接待で、料理が一時間半も出てこないような店をチョイスし、「なかなか出てこないですねぇ」なんて言いながら一時間半もただ待ち続け、結果何も食べていない、だと? この世にそんな不完全な接待があっていいのかと、驚かされるばかりだ。